 |  ワイン王国で★★★★特選ベストバイワインに選ばれたので名前を知っている方も多いと思います。シャトーは、1780年に建てられた歴史のあるシャトーで1997年から現オーナーの所有。あのシャトー・オー・ブリオンまでは数百メートルの距離!今回はそのシャトー・ピク・カイユの稀少なオールドヴィンテージが入荷してまいりました。 | |  D.ペッパーコーン氏は、「畑は砂利と小石の多い土地にあり、ボルドー市郊外の広がる一方の住宅街に囲まれている。ワインはスタイリッシュで、しなやかで風味豊かという定評がある。かなり早く熟すが、長持ちもする。素性の良いワイン」と「ボルドーワイン」の中でふれています。 | |  ロバート・パーカー氏は、「メリニャック地区で現存する最後のブドウ畑だ。土壌は軽く砂利質で、小石が多く、ワインはカベルネ・ソーヴィニヨンのブレンド比率が高い。そのため香り高く果実味に富んだワインが生まれ、これは若いうちに飲むとことのほか気をそそられる。土壌はペサックの有名なシャトー・オーブリオンや、パプクレマンと似通っているが近隣に位置しているので、驚くにあたらない。 ワイン醸造の質は秀逸である。」ロバート・パーカー氏「ボルドー第4版」 | |  ワインのタイプは本物のグラーヴというか、構えない自然体を前面に出した昔ながらの本物のクラシカルタイプ。というのも、数百年前のガロンヌ河の洪水によってもたらされた小石(グラーヴ)に覆われているため、水はけの良い砂利質になっています。そのため、この土壌がワインにグラーヴ特有のフィネスとエレガントさを与えるため、良年には素晴らしい熟成力を秘めているのです。 | | |  | シャトー・ピク・カイユー 2006年 カベルネ・ソーヴィニヨン50%にメルロ50%を全て手摘みで収穫し、オーク樽で12ヶ月熟成(新樽30%)。赤や黒の果実のアロマにペッパーやスパイスのノート。厚みがあり複雑。滑らかな口当たりにエレガントな余韻。 | | |