シャトー・オー・ベルジェの歴史は長く、15世紀までさかのぼることができます。1700年ごろには100haを誇るブドウ畑があったとされていますが、徐々にその面積は減っていき、近年までには28haまで落ち込んでいました。シャトーは1991年、シルヴィアンヌ・ガルサン・カティアール氏を新オーナーに就き、大きな転換期を迎えます。 彼女はシャトー・スミス・オー・ラフィットのオーナーであるダニエル・カティアール氏の兄妹であり、ボルドーのネゴシアンの血筋を継ぐ、才覚あふれる人物でした。彼女の手により醸造施設への投資、近代化が進み、劇的にワインの品質が向上しました。 所有する畑の内の大部分は赤ワイン、また少量白ワイン用に栽培されています。 |