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 D.ペッパーコーン氏は、シャトー・ラ・コンセイヤントについて、「ここは毎年、ペトリュスの次にランクされる2つか3つの銘柄のワインのひとつになっている。安定性に加えて、ワインの強い個性が感じられる。密度が高くて育ちのよい香りに、独特の個性をもつすぐれた風味が溶けあい、油のようになめらかな反面しっかりまとまっていて、かなりの余韻の長い風味をもっている。隣のレヴァンジルも明らかに同じ系列のワインのはずなのに現在のところ安定性の面で劣るし、重量感があるが、ここほど洗練されていない。逆に、こちらのワインは熟成するに連れて、プティ=ヴィラージュとよく似てくる。傑出した年は、70年、75年、76年、79年、81年、82年、83年、85年、86年、88年、89年、90年。あまり出来のよくなかった73年、77年、80年でも、おいしく飲めるワインが今でもある。最近では、93年、94年、95年がそれぞれの年のポムロール・ベスト・ワインの中に入っている。」 | |
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 ヒュー・ジョンソン氏は満点評価の四ツ星をつけ、「台地にある面積12haの歴史のある地所。ペトリュスとシュヴァル・ブランの両シャトーの間にある。最も見事な、最もかぐわしいポムロルのワインに数えられるものになる。若いうちに飲んでもよし、寝かせてもよし。」と大絶賛!! | |
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 ロバート・パーカー氏は、「極めて心地よいスタイルのクラレットだ。深みのあるルビー色をしており、目の開いたブラックチェリーやラズベリー。スモーキーなローストしたハーブの香りのノーズ。まろやかでみずみずしく、熟した果実味があり、エレガントさや純粋さは格別だ。やわらかいビロードのような舌触りをしたフィニッシュがある。魅力や絹が液体になったと思えばよい。」 | |
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 ル・グラン・ギド・デ・ヴァン・ド・フランス誌は、4B&Dマークをつけ、「南にあるシュヴァル・ブランとフィジャック、東にあるレヴァンジルに北にあるヴュー・シャトー・セルタン、西にあるプティ・ヴィラージュ、他のいかなるクリマもこのような豪華な顔ぶれを誇れるところはない。他では真似のできない官能的なニュアンスを失うことなく、テクスチュアの明確さとアロマの深さが増し、スミレやトリュフの繊細なニュアンスを持っている。」と絶賛。 | |