 |
 畑はシャトー・ペトリュスの隣に位置し、シャトー・ペトリュスのオーナーであるジャン・ピエール・ムエックス氏によって1952年に購入された。畑は1956年の冬の寒さによって事実上破壊され、完全に植え替えなければならなかった。葡萄の品種と割合はシャトー・ペトリュスと同じである。 | |
 |
 ラ・フルール・ペトリュスについてヒュー・ジョンソン氏は、「ペトリュスのすぐ脇にあり、同じムエックス運営になる面積13haの葡萄畑。濃密なプラムのフレーバーのある、すばらしい上質のワイン。最も粋なスタイル(そして最も高価な部類)のポムロル」とベタボメ!高評価でほぼ満点の四ツ星★★★★評価!! | |
 |
 ロバート・パーカー氏は、ポムロルの丘の東側、ラフルールとペトリュスの間(これが名前の由来)という、数々の最高のシャトーがあるところに位置するラ・フルール=ペトリュスは、最も賞賛に値するポムロルのひとつに違いない。 有名なジャン=ピエール・ムエックス社がここを買収したのは1952年。ブドウ畑は冬の凍結でほぼ壊滅状態になった1956年の後、全面的に植え替えされた。ラ・フルール=ペトリュスのワインは、ペトリュス、トロタノワ、ラトゥール・ア・ポムロルといったムエックスのほかのポムロルより、重さと舌触りが軽いが、鑑定家は、しなやかでなめらかな、絹のような舌触りとエレガントさゆえにこれを高く評価している。早く飲み頃になるのが普通で、ヴィンテージの5年ないし6年後には飲めるようになる。最近のヴィンテージはとても上質なワインを生産しているが、私はその品質がもっと高くなり得るし、またそうなって当然だと考えずにはいられない。以前ル・ゲが所有していた老木の小区画をムエックス社がラ・フルール=ペトリュスのために購入したので、これは十分起こり得ることだ。 ラ・フルール=ペトリュスは、その名前と品質と少ない生産量のために、高価になる傾向がある。 | |
 |
 D.ペッパーコーン氏は、「メルロー80%、カベルネ・フラン20%。ポムロールを代表するクリュのひとつで、道路をはさんでペトリュスと向かいあっている。この何年間かワインの評判は着実に向上していて、今ではムエックス帝国の旗艦的存在のひとつとなり、砂利だけでできている最上のポムロールと称えられるまでになった。ワインは豪奢なまでにかぐわしく、力強く、優雅な香りを持ち、偉大な繊細さ、リッチさ、強い風味をそなえている点は明らかに最高品質をあらわしている。ほかの代表的なクリュほど果実感はないが、このワインが育ちの良さと美しさを備えていることは間違いない。」 | |