 |  D.ペッパーコーン氏はシャトー・ダレムについて、「コートにある重要なクリュで、セイヤンの村の中でも村落から南東へ少しはずれた所に位置している。若いときは柔らかく、熟したフルーティな風味を見せるが、長命なワインでもある。64年、67年、70年もまだ果実味をいっぱい含んでいて老化していなかった。82年、84年、85年、86年もまた、大変印象に残っている。ワインはすべてシャトー元詰。」 | |  |  ヒュー・ジョンソン氏は「フロンサックでは一流の血の気の多いワイン。メルロが面積の85%をしめる」として二ツ星評価。 | |  |  ル・クラスマン誌は、「サイヤンの丘の斜面上という好立地にある。長いこと、ワインはトリュフと色が黒くタンニンも非常に強いため、それらを落ち着かせてしっかり開花させるのには数年を要するものを生産していた。今日のリュリエ家が産するワインは、濃密さや素晴らしいアロマの特徴を失うことなくクリュのスタイルをより穏やかなものに改善させることに成功している。」 | | |  | シャトー・ド・ラ・ウスト 1991年 メルロー中心の、熟成した旨みの1本。ドライフラワーやイチジクジャムを想わせる香り。口の中では酸と果実味のバランスが良い。タンニン感も弱く、クリアーな感じだが、旨みが程よく出ている。アフターはスケールこそ大きくないが、じんわりと複雑味のある香りが追いかけてくる。 | | |