 |  22エーカーの広さを持つ、シャトー・マニューは1786年に設立されました。フロンサックアペラシオンの好立地と考えられるLa Riviere群に位置しています。このアペレーションは、ポムロールやサンテミリオンのあるリブルヌのワイン生産地区の一部で、標高があり畑は斜面になっています。 1997年から所有者であるMarlis家とPascal Leonは、このシャトーの伝統と名声を引き継いでいます。彼らは穏やかな斜面にあるこの素晴らしい畑に慎重に投資し、修繕を重ねながら質の高いワインつくりに励んでいます。 | |  |  シャトー・マニューはこの地域によく見られる粘土石灰質の土壌で畑が斜面にあるという特性があり、真南向きで理想的な日照量のある畑です。フロンサックアペレーションには区画が12あり、土壌やミクロクリマの差によっていくつかのブドウ品種が栽培されています。メルローはまろやかさ、肉付き、しなやかさを出し、カベルネ・ソーヴィニヨンは果実味、ブーケ、ボディやタンニンを与えます。このようなしなやかで繊細な赤果実のノーズのあるワインはフロンサックに典型的で、味わいは凝縮感のあるフルボディで肉付きは良いがタンニンは柔らかいです。 シャトー・マニューのワインは10~15年熟成できますが、若いワインがお好きな方は5年以内に飲んでも美味しく召し上がっていただけます。若いうちはフレッシュな果実や樽熟成に由来するバニラなどの香りをお楽しみいただけると思います。
シャトー・マニューではブドウ樹は伝統的な方法で栽培、剪定され、除草剤などの化学薬品は使用しておりません。さらに、ブドウを完熟させるために除葉とグリーンハーベストを二度行っています。また、収穫は手摘みで、人の手によるブドウの選果も行い、果実の完全な熟成を促すために収穫量を下げています。 | |  |  ステンレスの発酵用タンク、除梗や破砕の技術、厳しい温度管理など、ワイナリーの設備や技術などは最新のものです。圧搾はゆっくり時間をかけて専用設備で行い、マセレーション期間は4~5週間と長くとっています。シャトー・マニューではこれらの素晴らしい技術や設備を持ってワイン造りに励んでおります。熟成はオーク樽(新樽、1年使用樽、2年使用樽、各3/1ずつ)と、独自のコンクリートタンクを使用し、これらの違った特性を活かすことによって様々な特徴がバランスよくブレンドされます。ボトリングは18~20ヶ月の熟成の後に行います。土壌の特徴を活かしたエレガントなワインつくりに取り組むMarlis家とPascal Leonは、熟練工としての経験と最新の醸造技術を組み合わせた最高品質のワインを目指しております。 | |  |  パトリック・レオン氏は、1985年~2004年までの20年もの長きにわたり、シャトー・ムートン・ロートシルトの最高醸造長を勤め、アマルヴィヴァ、オーパス・ワン等のハイクオリティワインを手掛けてきた名醸造家。1995年に右岸フロンサックのトロワ・クロワを買収し、息子のベルトランを中心としてワイン生産を開始。現在は、ラングドック、イタリア、スイス、スペイン、プロヴァンス、チリ等でコンサルタントを行っています。 | | |  | シャトー・マニュー 2005年 あの『シャトー・ムートン・ロートシルト』の元醸造責任者パトリック・レオン氏が所有するシャトー。深みと力強さ、繊細さの全てがうまくマッチしたワインです。若いうちからでも熟成してからでも楽しめる銘品です。 ボルドーA.C.の区画の中でもフロンサックとの境界に位置するシャトーで、畑は真南を向いているため非常に恵まれた日照条件にあります。レオン氏が'97年に所有して以来、「温度管理されたステンレス・タンクで長時間醸す」というスタイルが取られています。このため、タンニンは豊富だが柔らかく、若いうちからも熟成しても楽しめるスタイルとなっています。 タンニンの多いフルボディタイプになります。2時間以上前に抜栓、もしくはデキャンターをお薦めします。 | |  | フロンサックについてヒュー・ジョンソン氏は、★-★★★をつけ、「サン・テミリオン」の西にある小さな丘の多い地域。ボルドーで最もお値打ちの赤のひとつ」と絶賛しています。 | | |