 | 18世紀には既に存在していたシャトーで、19世紀にルネ・ペレールが所有。その後ドゥ・ローザンが所有し、二人の娘が分割所有。娘の結婚相手の姓が“ローザン”の後に続き、ローザン・ガシー、ローザン・セグラとなりました。1946年にキエ家の所有となり現在に至ります。メドック公式格付け第2級のシャトー・ローザン・ガシーは24区画の良質なテロワールを持つ名門。現当主のジャン・フィリップ・キエ氏は葡萄の収穫量を低く抑え、品質を上げつつ、多くの人が楽しめる価格で優れたワインを造り上げようとしています。 | |  | 「1789年のフランス革命まで、ローザン・セグラと一続きのシャトーになっていた。だからここには城館はない。1943年以降はキエ家のものになっている。 過去に偉大なワインが何度か生まれたものだ。ワインのスタイルは多くのマルゴーに比べて力強く、リッチ。どちらかといえばカントナック風で瓶熟するにつれて繊細さと魅力を増す。1994年にシャトー ルーデンヌにいたジャン・ルイカンが引き抜かれ、クロワゼ・バージュとベロムの管理に当たるようになった。」D.ペッパーコーン氏「ボルドーワイン」 | | |  | ロルム・ド・ローザン・ガシー 2013年 シャトー・ローザン・ガシー 葡萄の仕立てはダブルグイヨ。ヴェレゾンの時期(葡萄の色付き)は片側の葉だけを落とし、収穫前になったら両側の葉を落とします。また、7月、8月の間は未熟果の摘房を行い、質を高めます。収穫の際は、最初に畑で選別し、その後、セラーに運び機械と人の手でさらに厳しく選別します。砂利質土壌畑。平均樹齢35年のメルロ65%にカベルネ・ソーヴィニヨン35%。2年から3年使用したフレンチオーク樽で12ヶ月熟成。プラムやブラックベリーの豊かな香りに熟したシルキーでまろやかなタンニンの赤ワイン。 | | |