クロ リュネル 2016年 蔵出し品 オーク樽驚異の18～24ヶ月熟成(新樽比率60～100％)ジェラール ペルス家元詰 AOCコート ド カスティヨン ノンコラージュ＆ノンフィルター
Clos Lunelles 2016 Gerard Perse AOC Cote de Castillon 13.5%【eu_ff】【BO5】 【MO★3】

シャトー・パヴィのオーナー、ジェラール・ペレスがカスティヨンに所有するクロ・リュネル。ステンレスタンクで醗酵。60～80％という高い比率の新樽で熟成。平均的な収量は30-35hl/haと低く、このアペラシオンとしては驚くほど凝縮感のあるワインを生む。2009年から新ラベル。以前はクロ・レ・ニュネル(ワイナート75号)2001年がファーストヴィンテージ。シャトー・パヴィと同じ最高のレベルで栽培・醸造を行いカスティヨンとしては並外れた凝縮感のあるワインが誕生しました。

以下ワイナート誌コメント抜粋|土地の潜在能力を信じたペルスが送り出す、カスティヨンの最高傑作|1993年のモンブスケ買収以来、ボルドー右岸の新時代を先導してきたジュラール・ペルスは、2001年初頭、コート・ド・カスティヨンに進出した。買収したシャトーは、ムートン・カデの原料ワインを造っていた。シャトー・ラペロニー。ラペロニー家が売りに出したという連絡を友人から受けたジュラールは、さっそく畑を見に行き、「素晴らしい！」と即決した。|その理由は「畑を歩くとわかる」とジュラールは言う。「丘の上で、南向き斜面。土壌は粘土だが、小石が多く含まれていて、重たすぎず、圧縮されていない。」確かに立地は最高だ。畑の中にいるより、丘の下の平地を走る道路から見る時に、一番はっきりとする。ローヌ渓谷のシャトー・グリエと同じように、ポコっと半ドーム状に南に向かって突き出しているのだ。

シャトー名をクロ・レ・リュネルと改名し、初ヴィンテージとなる2001年。そのワインは取材時にはまだ瓶詰めされていなかった。瓶詰め予定は2月。ジュラールの造るすべてのワインで最も遅く、あのパワフルなベルビュー・モンドットよりもさらに遅くなるという。つまり、それだけ熟成に時間がかかる、剛直なワインだということ。彼のラインナップの中に置いてみると、繊細優美な方向性にあるパヴィ・デュセスとは対極の位置。1年前にあれほど驚かされたベルビュー・モンドットさえ上品に感じさせるほど、筋骨隆々としている。|普通、コート・ド・カスティヨンのワインは、低価格でしか売れないため、それにあわせた栽培・醸造をする。だから今まで希薄なワインしかなかった。だからこのアペラシオンは評価されなかった。しかし、コストを考えず、パヴィと同じ最高レベルの栽培・醸造をしたクロ・リュネルは、コート・ド・カスティヨンとしては、などという条件なしに偉大なワインだ。アペラシオンの本当の実力を、はじめて教えてもらった。