ヴォルネー プルミエ クリュ 一級“レ サントノ”[1997]年 究極限定秘蔵古酒 ドメーヌ ロベール アンポー元詰プルミエ クリュ
Volnay 1er Cru Santenots [1997] Domaine Robert-Ampeau

ロベール・アンポーについてセレナ・サトクリフ女史は ロベール・アンポーと子息のミシェルがとても精力的に栽培と醸造にあたっており、見事なワインを生み出している。昔は白ワインで知られていたが、今は赤が素晴らしい。赤ワインは、活力あふれる感じと果実味を兼ね備えたワイン揃いである。 私はブラニィとオーセイが好きだが、サヴィニも楽しめて好きだ。 アンポーのワインはどれも満足を与えてくれるものばかりだが、その割りにボトルにお目にかかれないのが残念。家族が自分達のワインを売り惜しみしているのではないかと考えたくなるほど入手に苦労する。

ヒュー ジョンソン氏はヴォルネーについて 「ポマールとムルソーの間にある村。そのワインはコート ド ボーヌで最良の赤となることが多い。色は濃くなく、重くもなく、しかし構成のしっかりしたもので、絹のようにやわらかい。」と「ポケットワインブック」で述べ★★★→★★★★4つ星評価しています。

ヴォルネイについてマットクレイマー氏は ブルゴーニュのことをまったく知らず、作り手も作柄もぶどう畑も見当がつかなければ、コート・ドールのどの村のものよりもヴォルネを買うのがもっとも手がたい選択である。これは、村の作り手たちの水準が並はずれて高いせいでもあるが、ヴォルネの村そのものが比較的せまく、日照と土壌とがほぼ全般にすぐれているからだともいえる。 ワインライターにとって、つまりわたしにも、ヴォルネのすばらしさをほめ讃えるのはこの上ないよろこびである。 シャンポール＝ミュジニを別として、これほどピノ・ノワールのかぐわしさと繊細さをかねそなえた、心をそそるブルゴーニュはないからだ。

• サントノは本当はムルソーのなかにあり、六か所の古区画から生まれる赤ワインだけが、ヴォルネ＝サントノと称することができる。公平にみれば、そのぶどう畑はヴォルネのつづきにほかならない。なかでもサントノ＝デュ＝ミリューはひさしく最上の区画とみられ、ほかの区画で赤と白のぶどうを混植していても、ここだけはピノ・ノワールしか作られていなし。サントノはがっしりとした長命なワインで、土の匂いと、どことなく粗いところがあるが、それでも洗練されたカイユレとくらべなければ気がつかない。

  • セレナ・サトクリフ女史は1級畑サントノについて 「レ・サントノの畑は実際はムルソー村にあるが・・・ここに植えたピノ・ノワールから造った赤ワインは素晴らしいヴォルネ・サントノになる。」