ブルゴーニュ・ピノ・ノワール[2017]年・蔵出し限定品・ドメーヌ・オリヴィエ・ジュアン家元詰・蔵出し・自然派・ビオロジー・エコセール認証・AOCブルゴーニュ・ピノ・ノワール
- 生産年[2017]年
- 生産者ドメーヌ・オリヴィエ・ジュアン
- 生産地フランス/ブルゴーニュ/ AOCブルゴーニュ
- タイプ辛口 赤ワイン
- テイストミディアムボディ
- 内容量750ml
フランス・ブルゴーニュ辛口赤ワイン愛好家大注目!モレ・サン・ドニに長く続く家系、ジュアン家を1999年に当時26歳でドメーヌ継承!本格的に自社ビン詰めを開始した人気ドメーヌ!!瞬く間にアシェット・ガイド誌注目!「Bourgogne Aujourd'hui」誌注目!「リアルワインガイド誌」注目!のモレ・サン・ドニ村の今、大注目のオリヴィエ・ジュアンが造るスーパー・ブルゴーニュ!アルスナン村のオート・コート・ド・ニュイ区画(樹齢55~60年)80%、AOCモレ・サン・ドニに地続きで隣接するACブルゴーニュ区画「レ・シャン・ド・ラ・ヴィーニュ」(樹齢約65年)20%のブレンドで造られる古樹V.Vの究極スーパー・ブルゴーニュ・ピノ!過去リアルワインガイド誌でも「適度な濃度を持ち、ちょっとしたミネラル感もある良く出来たACブル」と大注目!しかも大人気!グレイトヴィンテージ[2017]年もので、しかも現地のセラー数ヶ月前蔵出しで限定少量入荷!オリヴィエ・ジュアンの味筋をつかむのに最適の大人気AOCスーパー・ブル!ぜひご堪能下さい!
ジュアン家はモレ・サン・ドニに長く続く家系です。1999年、当時26歳だったオリヴィエ・ジュアンは、曽祖父が創業したこのドメーヌを継承して本格的に自社ビン詰めを開始しました。醸造所は気温の低いオート・コート・ド・ニュイのアルスナン村にあります。清潔に手入れが行き届いた彼のカーヴには醸造設備や樽が効率的に配置され、不自然な温度管理等をせず極めてナチュラルなワイン造りを実践しています。
また、ドメーヌ継承後直ちに独学でビオロジー栽培を開始し、最短の3年後に厳しいエコセール認証を勝ち取りました。ブルゴーニュ地方は、ちょっと雨が降ると翌日の畑を見るのが怖いほどビオ栽培は難しいところですが、「できるだけ畑にいて、問題が起きそうになったら即対処します」。その言葉通り、たとえ土日の雨の日でも、モレの畑を通りかかれば、ただひとり黙々と働く彼にしばしば会うことができます。「趣味は仕事です」真面目一筋。 近隣の村々に比べて不遇な時代が長く続いたモレにも、ついに彼のような新世代の造り手が現れる日が来ました。
以下リアルワインガイド「ブルゴーニュ」より抜粋|モレ・サン・ドニの進化形、 ここにあり モレ・サン・ドニ。華やかな力強さのジュヴレイ・シャンベルタンと、エレガンスさが際立つシャンボール・ミュジニィに挟まれた村。そう、知名度の高さでは、偉大な両隣人たちの後塵を拝するイメージがつきまとい、味わいでもまたこの両隣人たちと比較される。骨格に欠ければ「やはり力ではジュヴレイに劣る」と言われ、少しでも野暮さが出れば「シャンボールの品には程遠い」と烙印を押されるのだ。こうなると「モレ・サン・ドニ」という日本人にとっては発音しやすい名前さえ地味に響き、5つものグラン・クリュを擁するにもかかわらず、コート・ド・ニュイの錚々たる畑の中では格下感すら漂いはじめる。ではモレ・サン・ドニは本当に、「味わい」的に格下なのだろうか?答えは否だ。なぜならばこの村で優れた生産者たちが気を吐きはじめたのは最近のこと。「モレ・サン・ドニの味わいがなんとなく垢抜けない」という不名誉は、長かった「質より量」の時代に受けたものであり、新たに評価を得た生産者たちは、確実に自身の持てる魅力をワインの中に昇華させることに成功している。それは一言で言えば両隣人たちの中途半端な模倣ではなく、「両隣人たりの相反する長所が交差する唯一の土地」という解釈に感じられる。そしてネガティヴなイメージを簡単に払拭し、自分の信じるワイン造りに素直に入っていけるのは、やはり若い世代だ。その筆頭が、現在34歳のオリヴィエ・ジュアンと言えるだろう。アロマティックな香り、素直でピュアな果実感、一方で辛味すら感じる端正さを併せ持ち、印象はきわめてエレガント。 モレ・サン・ドニの進化型がここにある。
オリヴィエ・ジュアンはモレ・サン・ドニに長く続く家系に生まれた。彼の曾祖父が創業したドメーヌを継承したのは1999年、26歳の時である。現在は自社瓶詰めと並行してネゴシアンにもワインを卸すが、販売先はルイ・ジャドやジョセフ・ドルーアンといったブルゴーニュが誇る秀逸なメゾンである。「できるだけナチュラルに醸造を行いたいから、不自然な温度管理などは避けたい。またワインを疲れさせたくないから過剰なスティラージュ(澱引き)はせず、樽熟成の過程で1回のみ。SO2(二酸化硫黄)の添加も、基本的にはこのスティラージュ時と瓶詰め時のみ行う」ちなみに彼のSO2添加量はミレジムにもよるが、フランス全土で自然派と呼ばれる著名生産者たちと比べてもきわめて低い値だ。だが彼のワインにはSO2添加量を極限まで抑えたワインにありがちな「マイナスなビオ臭」、つまり酸化臭やバクテリア臭といった異臭が微塵もない。彼はおそらく気温の低さに加え、カーヴを「完璧に」清潔に保ち、瓶詰め時の気圧の見極めるなども絶妙なのだろう。|
また前述の「ワインを疲れさせない」という考えは、カーヴでの効率的な作業動線を確保することで実践され、これは作業中に余計な酸化を促さないことに通じる。|ビオ臭が苦手な人にも自信をもってお薦めできる彼の「自然派ワイン」は、真の意味で「自然な味わい」が感じられることを強調しておきたい。それは「何を飲んでも同じ味わいに感じられる」という一部の自然派ウィンとは対極にある、「個々の畑という微小な違いが、味わいに明確に表れる」ということだ。「オリヴィエ・ジュアン」という名前が、ワイン愛好家の間で囁かれはじめたのはここ数年のことだ。今は「新しいモレ・サン・ドニのスタイル」として新鮮な驚きをもたらしているが、いずれ「本来のモレ・サン・ドニを知りたければ、オリヴィエ・ジュアンを飲めばいい」が定説になる日もそう遠くないはずだ。ちなみに彼は、両隣の村、つまり「シャンボール・ミュジニィ レ・ビュシエール」と「シャルム・シャンベルタン」も手がけており、2004年からすべてが自社瓶詰めとなっている。これらの区画も樹齢の高さなど申し分なく(シャルム・シャンベルタンには樹齢70年のものも含まれる)、それぞれの区画の純粋性がダイレクトに飲み手に伝わるワインである。様々なアペラシオンを再認識するという意味でも、オリヴィエ・ジュアンのワインを避けて通ることはできない。