 |  4種の葡萄品種(カベルネ・フラン、メルロー、カベルネソヴィニヨン、チェザネーゼ・ダフィーレ)から生み出されるパワー、アロマ、凝縮感とボルドーの一流ワインにも共通する味わいがあるとてもすばらしいワイン。 発酵は小区画ごとに少量バリック発酵。当然毎年、樽で寝かせる期間も樽によってもみ~んな違う!さすがにトリノーロという感じ!! | |  |  彼いわく「決して完全に熟すことがないサンジョヴェーゼなどに興味はない。」「私はイタリア人だがワイン造りについてイタリアから学ぶことなど何もなかった。フランスから多くを学んだ。フランス人はよく考え、正しいことをしてきた。」 トスカーナ=サンジョヴェーゼという一元的な物の見方にとらわれる一部のイタリアワインマニアには非国民的と映り、嫌われているのかも知れない。 だが、今や世界の頂点に立ったこのワイン に謙虚に接するならば、これほどまでのワインを10年前までは荒れ地だった場所から生み出すことができる偉大なトスカーナの底知れぬ力に対し、どうして畏敬の意を抱かずにおられようか。 | |  |  土地を購入した当時をこう振り返る。 「1980年頃、たまたま、サルテアーを訪れた時、まるで30年前にタイムスリップしたような昔のイタリアの田舎を感じたんだ。」そして91年からローマでの都会生活を捨ててここに移り住んだ。 最初は2.5haからはじめ、醸造技術などは全て独学であり、ボルドーのシュヴァル・ブラン、ヴァランドローなどの友人達から学んだ。今では葉の色を見るだけでも、葡萄が今何をしているかわかるという。 植樹はフランスの経験豊かな専門チームを呼び寄せ、出来るだけ小さい房、実をつけさせるため植密度をヘクタールあたり10000株まで上げた。ワインはその土地、テロワールの凝縮、表現。微気候など色々な要素が関係してくるが、それら全てを含んだテロワールを表現する為にはこの植密度が大事だという。 各小区画ごとでブドウの熟成度、質などが微妙に違う。 収穫は、「今日はこの列からこの列まで」というふうに小区画で。醗酵も毎年40以上に分けている。「そのブドウに合った醗酵をしようとするとどうしても細かく分けないといけない。」 ワイナート12号より抜粋 |
|  |  テヌータ・ディ・トリノーロについてヒュー・ジョンソン氏は 「トスカーナのモンテプルチャーノとモンタルチーノの間に位置するDOCのオルチャOrcia区域にぽつんとある葡萄園。(ボルドーの品種から)格別申し分ない赤を産する。テヌータ・ディ・トリノーロの初期の収穫年は驚くほどすごいもの。」と大絶賛!! | | | |