
ファルネーゼ家は、1582年よりオルトナ市でワイン生産に携わっています。 その昔、当時のファルネーゼの王子と結婚したオーストリアの王女マルゲリータがこの地を訪れたとき、そのすばらしい風景と気候に我を忘れ、この地で生活することを決心し、質の高いワインを造るために、この土地に身をささげました。そしてそのワインはまもなくヨーロッパの王室のテーブルに現れることとなったのです。

ファルネーゼの自家所有葡萄園は合計で80haあり、モロリバー ヴァレーの北側の斜面に位置し、それは太陽の恵みを受けるために最高の条件であることを意味しています。そして高度9000フィート、海から18マイルのところにあるマレイア山脈は、高品質のワインを産み出すために理想的なミクロクリマを生み出します。 収穫量を制限し最新のテクノロジィと伝統的な手法をうまく組み合わせ、コストパフォーマンスに優れたワインを産出しています。

彼らのワインは、数々のワインコンクールで高く評価され、国際的にその名を知られています。本拠地のオルトナには、古城をうまく改装した本社が新築されました。その他のワイン醸造設備は、空いている農協の地下倉庫を借りたり、果ては20フィートのリファーコンテナーに樽を入れたり、とアイデアに溢れるものでした。新樽の使用についても、最初にシャルドネを入れ、その後にカサーレ ヴェッキオに使い、2年も使用したらもうバルサミコの会社に売ってしまうという合理性がありました。

辛口評価で知られるルカ マローニ「グイダ デイ ヴィニ イタリアーノ 2005」で、ファルネーゼが2501もの生産者の中からトップに選ばれました。 今後さらに、世界中のワインファンから注目されることは間違いありません。
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ファルネーゼ ロッソレアーレ 2023年 IGTテッレ・ディ・キエテイアブッルツオ州の丘の斜面で造られたサンョヴェーゼを使っています。とても濃いルビーレッド、フルーティな芳香が広がります。濃縮したベリーやプラムを思わせるような果実味たっぷりの味わいです。
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