プーリア州サリチェ・サレンティーノ地方の美しいカステッロ・モナチ農園の中にブドウ畑をもつワイナリーがカステッロ・モナチ社です。創業は1975年とまだ若いワイナリーですが、このサレンティーノで1804年にさかのぼる歴史的には、古いルーツをもっています。ラベルに描かれた代々伝わる鎧と6つのレモンは、その歴史と高貴さを表現しています。14世紀の城に住んでいたシトー派の僧侶にちなんで"カステッロ・モナチ"と名付けられました。
近代的な設備と醸造方法で2000年ヴィンテージから本格的にワイン造りを行っています。土着品種のネグロアマーロ種やアリアニコを用いた、力強い赤ワインで有名です。 ワイナリーの総敷地面積は220ヘクタール。そのうち65ヘクタールがブドウ畑で、近く100ヘクタールに拡大される予定です。このブドウ畑で栽培されているブドウ品種は、ネグロアマーロやプリミティーヴォに加え、シャルドネ、メルロー、カベルネ・ソーヴィニョン、ピノ・ネロのような国際品種も栽培されています。主に赤ワイン用のブドウを生産しており、その中でもプリミティーヴォ、ネグロアマーロ、マルヴァジーア・ネーラをもっとも多く生産しています。
カステッロ モナチ社はヒュージョンソン氏が「ポケットワイン・ブック」の中でもサリチェ サレンティーノのおすすめ生産者8社の1つに挙げています。長い歴史をもち、最近、そのすばらしい品質が見直されている「サリチェ・サレンティーノD.O.C.」を中心とするフェウド・モナチ・ブランドの赤ワインを是非、お楽しみください。
<醸造責任者 フランチェスコ・バルディ>1944年生まれ。1965年:醸造学のディプロマ取得。1966年?1978年:ローマのワイナリーでエノロゴを務める。1978年?:GIV所有のフォンタナ・カンティダのエノロゴを務める。1987年:オルヴィエートのビジの運営を任される。現在:上記のエノロゴの他、GIVの代表理事に任命。プーリアのカステッロ・モナチ社のエノロゴを務める。2010年4月末で引退。