 |  スペインで近年注目を集める産地フミーリャでも特に注目のワイナリー、それがボデガス・カサ・デ・ラ・エルミータ。 1999年8月に設立されたばかりですが、ボデガ名を冠したカサ・デ・ラ・エルミータが2000年ヴィンテージでいきなりロバート・パーカーに「価格から考えると驚くような品質」と評価されました(ワイン・アドヴォケイト01年7月号 90点)。 カサ・デ・ラ・エルミータはパーカーの評価だけではなく、2002年3月に開かれたO.I.V.(世界葡萄・葡萄酒機構)後援のコンクール“バッカス 2002”でも見事金賞に輝いています。  2004年フミーリャDOコンクールでも2001年が見事に金賞。また、2004年5月22日に挙行されたスペインの王子(フェリペ王子)のご結婚式の指定ワインにも、カサ・デ・ラ・エルミータのプティヴェルドが選ばれています。 | |  |  「ムルシアは世界で最も将来有望なワイン産地の一つ」と述べたロバート・パーカー氏の発言は(2006)年、多くの人に衝撃を与えた。高いアルコール、強い色合い、早い酸化。そのイメージを一新したのは、この地に長く根付いたモナストレル種。そして90年代に始まったその品質改良の動きをリードした旗手の一つが、カサ・デ・ラ・エルミータ社。外来品種の研究にも熱心で、フミーリャでも新しいことに挑戦する造り手として知られています。 | |  |  1999年8月に4つのブドウ栽培業者が総額5億5千万ペセタ(約4億円)を投資して設立されたばかりの新しいワイナリー。フミーリャでトップを目指すために、世界中のワイナリーを見学して良いと思われる設備や技術を積極的に取り入れています。 空気圧式圧搾機などの設備を備え、醸造過程でのワインの移動は重力だけで行うなど品質本意でワイン造りを行っている一方、研究・改善にも積極的なボデガで、一部の畑では有機栽培を実践したり実験のためだけに所有する3haの畑では世界中のブドウ品種を栽培したりもしています。 | | |  | カサ・デ・ラ・エルミータ クリアンサ 2005年 プティ・ヴェルド100%。溢れるような芳醇な香りと見事なボディは、長熟の楽しみが増す一本。  深みのある赤。エッジは深紫色。プラムのような熟れた黒果実の香り。スミレやラベンダーのようなフローラルなアロマ、オレンジのエレガントな香り。完熟した黒果実が味わいを支配するが、ほのかにチョコレートやコーヒーのニュアンスも感じられる。旨みがあり、ゴージャスでパワフル、爽快なバルサムを思わせるエレガントな余韻。 | |  | 2005年のプティ・ヴェルドは6ヵ月間アメリカンオークで、続いて8ヵ月間フレンチオークで熟成される。それらは全て新樽である。 紫から黒色で、香ばしいオーク、ブラックベリー、そして黒い甘草のたれこめるようなブーケがある。そのあとに続くのは、フルボディの、いまだにかたく巻き揚げられたようなワインで、大量の黒果実、熟したタンニン、そして後味が長く続くフィニッシュを伴う。4~6年さらにセラーで寝かせて2014~2025年に飲むべし。 予想される飲み頃:現在~2025年 90点 - Wine Advocate #183 (2009-06-30) | | |