 |  ボデガス・デル・ロサリオはブーリャスに醸造所を構える共同組合。ブーリャス(BULLAS)は4000ヘクタールのブドウ園を持ち、スペイン南東部に位置するムルシア自治州に属しています。ブーリャス市(町の名前がそのまま、原産地呼称となっている)は大変古い歴史的な町で、ローマ時代には、既にブーリャス市という名前で存在していたことが証明されています。 | |  |  20世紀半ば、ブーリャスはブレンド用の低質で安価なワイン(バルクワイン)市場で発展していまいたが、1980年代の半ばになると、いくつかのワイナリーが新技術や高質ワイン醸造のために投資して品質の向上を図りました。1994年に原産地呼称に認定され、ムルシアの中では一番新しいD.O地域となっています。 | |  |  ワイン造りにおいては、モナストレル種のポテンシャルを最大限に引き出すことに努めました。 そのポテンシャルとは、品種特有の色合いとアロマです。 色合いとアロマは果皮に由来しており、これらを損なわない為、ブドウを摘み取ると同時にワイン造りを始めています。 醸造は22~24度にコントロールされた状態で行われ、一番目のアロマと二番目に生まれるアロマは、ワインの中に保たれます。 | | |  | ロルカ モナストレル 2009年 ボデガス・デル・ロサリオ クリーンな輝きと赤い深み。ワインの若々しさを示すバイオレットの色合いがあります。印象的でアロマティック、イチゴやプラムなどのフルーツの香りが豊か。時間の経過と共に、フェンネルのハーブや花の香りが開きます。収斂性は強くなく、適度なタンニン、ストラクチャーはしっかりしており、ハッキリとした果実味がありますが、攻撃的ではありません。完熟した最適のタイミングで収穫したモナストレル種のブドウで造られたワインです。フレッシュで若々しく、フルーティーなミディアムボディ~フルボディ。余韻も適度で、花やフルーツの味わいが心地よく、バランスの良いワインです。 | |  | |