バラオンダ バリカ 2020 バラオンダ スペイン D.Oイエクラ ジェームス サックリング驚異の91点
Barahonda Barrica 2020 barahonda D.O Yecla

商品番号 0400001010921
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バラオンダ・バリカ[2020]年・バラオンダ・スペイン・D.Oイエクラ・ジェームス・サックリング驚異の91点

Barahonda Barrica 2020 barahonda D.O Yecla

  • 生産者バラオンダ
  • 生産地スペイン/ムルシア州/イエクラ/ D.Oイエクラ
  • 内容量赤 辛口

高級スペイン愛好家大注目!モナストレル種愛好家大注目!パーカー氏(WA誌)&ジェームス・サックリング高評価スパニッシュ!造り手は、1850年、初代ペドロ・カンデラ氏が自宅の一部に設けた小さなセラーで造ったワインを少しずつ販売し始め誕生!2代目3代目で大きく成長し、現在で4代目!4代目カンデラ兄弟に引き継がれた1990年代になると、これまで代々築き上げてきた基盤をもとに、ワイン造りの哲学から見直しをかけた大きなイノベーションを起こし、2000年4代目で現在のオーナー、アルフレド・カンデラ氏が新たに「バラオンダ社」を設立!「地ブドウ、モナストレルの魅力を開花させること」、「最高の選果、最高の醸造と設備による“クオリティワイン”」を使命に、あのイエクラで造る、今、大注目の究極スパニッシュ!(イエクラはスペインで唯一、ひとつの町(イエクラ)からなるD.O.で、最も小さなD.O.の一つで、イエクラの特徴となるのは地ブドウ、モナストレル種の存在!ロバート・パーカー氏がこのモナストレルの偉大さに注目し、2006年にムルシア州を「世界の中でも偉大な地域」と表現したことから、かつて無名であったイエクラの名も世界に名を轟かせた!)このワインで過去V.Tにワインアドヴォケイト誌は「大きく、厚く、ジューシーで、深い紫色をした傑作!沢山のブラックベリーとカシスフルーツが、リコリス、スパイシーなオークの風味ととも現れている。このフルポディの、官能的で、フルーティーな大物は3-4年はキープしなければならない。驚くべきお買い得品。」と驚異の92点高評価!この[2020]年でもジェームス・サックリング驚異の91点高評価!石灰質(70%)、砂質(15%)、粘土質(15%)の土壌からのリュット・レゾネの樹齢45年のモナストレル75%にシラー25%をステンレスタンク醗酵!オーク樽熟成4-6ヶ月(500L、2ー3年目を使用、フレンチオーク、アメリカンオーク)!瓶熟6-8ヶ月でリリースされるフルボディ辛口赤ワイン!スペイン南東部、D.O.イエクラの品質をリードする銘醸造り手による、モナストレル主体&樽熟成の赤ワイン!果実味は厚みを増し、タンニンと酸のバランスが良く長い余韻が楽しめる究極高評価スパニッシュが待望入荷!

ワイナリーの歴史は1850年、 ペドロ・カ ンデラ氏が自宅の一部に設けた小さなセラ ーで造ったワインを少しずつ販売し始めた ことに始まります。 そして1925年、 アン トニオ・カンデラ・ガルシア氏は、「ボデ ガス・アントニオ・カンデラ」の名の下、 自社畑でのワイン造りを始めます。 次の 代、アントニオ・カンデラポベラ氏になると、ワイナリーは醸造面で大きな飛躍を遂げます。 販 売が徐々に軌道に乗るようになるにつれ規模は拡大し、 今度は最新の醸造設備も設置されるように なるなど、 近代化が進みました。 4代目に引継がれた1990年代になると、これまで代々築き上げて きた基盤をもとに、ワイン造りの哲学から見直しをかけた大きなイノベーションが起こります。 ワ インの魅力を"デザインも含めてアピールする”というものです。 こうした流れのなかで、 2000年4代目で現在のオーナー、アルフレド・カンデラ氏により新たに 「パラオンダ社」 が設立されました。 「地ブドウ、モナストレルの魅力を開花させること」、「最 高の選果、 最高の醸造と設備による“クオリティワイン”」 これがバラオンダの使命です。 代々受け 継がれたワイン造りへの情熱は、 「パラオンダ」 という形で新たな時代を迎えました。 これは一家 にとって大きな転換であり、 それゆえに多大なリスクを背負うことを意味します。 しかし、地ブド ウとクオリティワインへの情熱、そして家族に支えられカンデラ家の若い世代の、 新たな挑戦が始 まりました。

アルフレド・カンデラ氏は、若い頃アメリ 力へ留学し経営学を修めた後、 マドリッド で経営コンサルティングの会社に就職。 数々の企業の経営管理に携わるという経歴 の持ち主。 全ては将来、 ワイナリーを継ぐ ための準備でした。 幼い頃から家業のワイ ナリーは常に近い存在で、 遊び場もワイナ リー。 よく手伝いもしたし、 学生時代は学業そっちのけで毎年収穫を手伝っていたことから、常に 「いつかは、兄と協力して父の跡を継ぐもの」 だと考えていました。 そして、 兄が醸造学の道に進 んだのを見て(現在、 バラオンダの醸造長を務める)、 自分は営業か経営をやりたいと思いまし た。 アメリカでの経験を経て1994年、 父から 「そろそろ修行は終わり。 戻って来い。」 とのお達し があり、 いよいよ実家のワイナリーに戻ります。 しかし、実家に戻ってみると「バルク販売しかしていない」 という実情を目の当たりにします。 当 時、モナストレル種という品種はスペインでは全く知名度がなく、 補助品種の一つとして大手生産 者のワインに色やボディを足すために使われていたのです。 アルフレドはこの状況を嘆き、 そして 考えます。 それから6年後、 実家での経験を積んだ彼は、兄に 「モナストレル主体で自社元詰めのク オリティワインを造ろう!」と提案しました。 これが2004年、 兄弟で立ち上げた新しいプロジェク ト、品質ワインをポリシーとする「バラオンダ」 誕生の動機です。

ワイナリーの歴史は1850年、 ペドロ・カ ンデラ氏が自宅の一部に設けた小さなセラ ーで造ったワインを少しずつ販売し始めた ことに始まります。 そして1925年、 アン トニオ・カンデラ・ガルシア氏は、「ボデ ガス・アントニオ・カンデラ」の名の下、 自社畑でのワイン造りを始めます。 次の 代、アントニオ・カンデラポベラ氏になると、ワイナリーは醸造面で大きな飛躍を遂げます。 販 売が徐々に軌道に乗るようになるにつれ規模は拡大し、 今度は最新の醸造設備も設置されるように なるなど、 近代化が進みました。 4代目に引継がれた1990年代になると、これまで代々築き上げて きた基盤をもとに、ワイン造りの哲学から見直しをかけた大きなイノベーションが起こります。 ワ インの魅力を"デザインも含めてアピールする”というものです。 こうした流れのなかで、 2000年4代目で現在のオーナー、アルフレド・カンデラ氏により新たに 「パラオンダ社」 が設立されました。 「地ブドウ、モナストレルの魅力を開花させること」、「最 高の選果、 最高の醸造と設備による“クオリティワイン”」 これがバラオンダの使命です。 代々受け 継がれたワイン造りへの情熱は、 「パラオンダ」 という形で新たな時代を迎えました。 これは一家 にとって大きな転換であり、 それゆえに多大なリスクを背負うことを意味します。 しかし、地ブド ウとクオリティワインへの情熱、そして家族に支えられカンデラ家の若い世代の、 新たな挑戦が始 まりました。

アルフレド・カンデラ氏は、若い頃アメリ 力へ留学し経営学を修めた後、 マドリッド で経営コンサルティングの会社に就職。 数々の企業の経営管理に携わるという経歴 の持ち主。 全ては将来、 ワイナリーを継ぐ ための準備でした。 幼い頃から家業のワイ ナリーは常に近い存在で、 遊び場もワイナ リー。 よく手伝いもしたし、 学生時代は学業そっちのけで毎年収穫を手伝っていたことから、常に 「いつかは、兄と協力して父の跡を継ぐもの」 だと考えていました。 そして、 兄が醸造学の道に進 んだのを見て(現在、 バラオンダの醸造長を務める)、 自分は営業か経営をやりたいと思いまし た。 アメリカでの経験を経て1994年、 父から 「そろそろ修行は終わり。 戻って来い。」 とのお達し があり、 いよいよ実家のワイナリーに戻ります。 しかし、実家に戻ってみると「バルク販売しかしていない」 という実情を目の当たりにします。 当 時、モナストレル種という品種はスペインでは全く知名度がなく、 補助品種の一つとして大手生産 者のワインに色やボディを足すために使われていたのです。 アルフレドはこの状況を嘆き、 そして 考えます。 それから6年後、 実家での経験を積んだ彼は、兄に 「モナストレル主体で自社元詰めのク オリティワインを造ろう!」と提案しました。 これが2004年、 兄弟で立ち上げた新しいプロジェク ト、品質ワインをポリシーとする「バラオンダ」 誕生の動機です。

イエクラは、ムルシア州の北東に位置、ス ペイン中央部のメセタから地中海側への間 にあり、比較的標高の低い山々に囲まれて います。 D.O.の認定は1975年と、隣接す るフミーリャ (1966年認定) よりひと足 遅れてはいますが、 一部のボデガではフミ ーリャ同様1980年代後半から「モナスト 「レル」の偉大なポテンシャルに注目し、 従来の粗野で田舎臭いスタイルのワインから、よりモダン でなスタイルのワイン造りへと舵を切り替える動きが始まっていました。 イエクラはスペインで唯一、ひとつの町 (イエクラ) からなるD.O. で、 最も小さなD.O.の一つです が、何よりイエクラの特徴となるのは地ブドウ 「モナストレル種」 の存在です。 ロバート・パーカ 一氏がこのモナストレルの偉大さに注目し、2006年にムルシア州を 「世界の中でも偉大な地域」と 表現したことから、かつて無名であったイエクラの名も一般に知られるところとなりました。

地ブドウ、 「モナストレル」 はワイナリー が私たちの女王”と呼ぶほど大切にしてい る品種です。 政府の減反政策や国際品種と の競争が激しさを増す流れのなか、バラオ ンダがモナストレル種にこだわったのは、 そのポテンシャルを熟知しているから。 そ してワイン愛好家たちがありきたりの国際 品種には満足しなくなっていること、常に新しい“何か”を求めていることをアメリカの経験で体得 していたからです。 年間300mmという極端に少ない降水量、 大陸性気候という条件に加え、他のモナストレルの産地 と比べて標高の高いイエクラ、そしてそのイエクラでも更に高地に畑を所有 (600~850m) してい るという好条件が揃い、 数多く残る古木の畑に恵まれていること。 受け継がれた財産を振り返った とき、イエクラの、 そしてバラオンダのテロワールに完璧に適応したこの地ブドウの素晴らしさを 広めたい、という想いが確かなものとなりました。

「フルーティ、エレガント、複雑味、ストラクチャー”。これら全てが“気楽なワイン”の中にあり、誰もが楽しめるものであること」 私たちのワインはプロのテイスターに向けたものではありません。 それよりも普通の飲み手に向けたものです。それはワインが普段の生活で人々の楽しみになりえる、と考えているからです。 全てのバラオンダワインに共通する点は、タンニンが完熟しているため、ボディがありながらも優しい甘みと丸みを感じる点。透明感のあるクリアな果実味が、ワインを親しみやすくかつエレガントな味わいに仕上げています。樽熟ワインであっても、ブドウ本来の味わいを感じてもらう事を理想としており、樽が支配しないよう細心の注意を払っているため、全体としてワインのバランスが非常に良くなっています。

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バラオンダ・バリカ[2020]年・バラオンダ・スペイン・D.Oイエクラ・ジェームス・サックリング驚異の91点

Barahonda Barrica 2020 barahonda D.O Yecla

  • 生産者バラオンダ
  • 生産地スペイン/ムルシア州/イエクラ/ D.Oイエクラ
  • 内容量赤 辛口

高級スペイン愛好家大注目!モナストレル種愛好家大注目!パーカー氏(WA誌)&ジェームス・サックリング高評価スパニッシュ!造り手は、1850年、初代ペドロ・カンデラ氏が自宅の一部に設けた小さなセラーで造ったワインを少しずつ販売し始め誕生!2代目3代目で大きく成長し、現在で4代目!4代目カンデラ兄弟に引き継がれた1990年代になると、これまで代々築き上げてきた基盤をもとに、ワイン造りの哲学から見直しをかけた大きなイノベーションを起こし、2000年4代目で現在のオーナー、アルフレド・カンデラ氏が新たに「バラオンダ社」を設立!「地ブドウ、モナストレルの魅力を開花させること」、「最高の選果、最高の醸造と設備による“クオリティワイン”」を使命に、あのイエクラで造る、今、大注目の究極スパニッシュ!(イエクラはスペインで唯一、ひとつの町(イエクラ)からなるD.O.で、最も小さなD.O.の一つで、イエクラの特徴となるのは地ブドウ、モナストレル種の存在!ロバート・パーカー氏がこのモナストレルの偉大さに注目し、2006年にムルシア州を「世界の中でも偉大な地域」と表現したことから、かつて無名であったイエクラの名も世界に名を轟かせた!)このワインで過去V.Tにワインアドヴォケイト誌は「大きく、厚く、ジューシーで、深い紫色をした傑作!沢山のブラックベリーとカシスフルーツが、リコリス、スパイシーなオークの風味ととも現れている。このフルポディの、官能的で、フルーティーな大物は3-4年はキープしなければならない。驚くべきお買い得品。」と驚異の92点高評価!この[2020]年でもジェームス・サックリング驚異の91点高評価!石灰質(70%)、砂質(15%)、粘土質(15%)の土壌からのリュット・レゾネの樹齢45年のモナストレル75%にシラー25%をステンレスタンク醗酵!オーク樽熟成4-6ヶ月(500L、2ー3年目を使用、フレンチオーク、アメリカンオーク)!瓶熟6-8ヶ月でリリースされるフルボディ辛口赤ワイン!スペイン南東部、D.O.イエクラの品質をリードする銘醸造り手による、モナストレル主体&樽熟成の赤ワイン!果実味は厚みを増し、タンニンと酸のバランスが良く長い余韻が楽しめる究極高評価スパニッシュが待望入荷!

ワイナリーの歴史は1850年、 ペドロ・カ ンデラ氏が自宅の一部に設けた小さなセラ ーで造ったワインを少しずつ販売し始めた ことに始まります。 そして1925年、 アン トニオ・カンデラ・ガルシア氏は、「ボデ ガス・アントニオ・カンデラ」の名の下、 自社畑でのワイン造りを始めます。 次の 代、アントニオ・カンデラポベラ氏になると、ワイナリーは醸造面で大きな飛躍を遂げます。 販 売が徐々に軌道に乗るようになるにつれ規模は拡大し、 今度は最新の醸造設備も設置されるように なるなど、 近代化が進みました。 4代目に引継がれた1990年代になると、これまで代々築き上げて きた基盤をもとに、ワイン造りの哲学から見直しをかけた大きなイノベーションが起こります。 ワ インの魅力を"デザインも含めてアピールする”というものです。 こうした流れのなかで、 2000年4代目で現在のオーナー、アルフレド・カンデラ氏により新たに 「パラオンダ社」 が設立されました。 「地ブドウ、モナストレルの魅力を開花させること」、「最 高の選果、 最高の醸造と設備による“クオリティワイン”」 これがバラオンダの使命です。 代々受け 継がれたワイン造りへの情熱は、 「パラオンダ」 という形で新たな時代を迎えました。 これは一家 にとって大きな転換であり、 それゆえに多大なリスクを背負うことを意味します。 しかし、地ブド ウとクオリティワインへの情熱、そして家族に支えられカンデラ家の若い世代の、 新たな挑戦が始 まりました。

アルフレド・カンデラ氏は、若い頃アメリ 力へ留学し経営学を修めた後、 マドリッド で経営コンサルティングの会社に就職。 数々の企業の経営管理に携わるという経歴 の持ち主。 全ては将来、 ワイナリーを継ぐ ための準備でした。 幼い頃から家業のワイ ナリーは常に近い存在で、 遊び場もワイナ リー。 よく手伝いもしたし、 学生時代は学業そっちのけで毎年収穫を手伝っていたことから、常に 「いつかは、兄と協力して父の跡を継ぐもの」 だと考えていました。 そして、 兄が醸造学の道に進 んだのを見て(現在、 バラオンダの醸造長を務める)、 自分は営業か経営をやりたいと思いまし た。 アメリカでの経験を経て1994年、 父から 「そろそろ修行は終わり。 戻って来い。」 とのお達し があり、 いよいよ実家のワイナリーに戻ります。 しかし、実家に戻ってみると「バルク販売しかしていない」 という実情を目の当たりにします。 当 時、モナストレル種という品種はスペインでは全く知名度がなく、 補助品種の一つとして大手生産 者のワインに色やボディを足すために使われていたのです。 アルフレドはこの状況を嘆き、 そして 考えます。 それから6年後、 実家での経験を積んだ彼は、兄に 「モナストレル主体で自社元詰めのク オリティワインを造ろう!」と提案しました。 これが2004年、 兄弟で立ち上げた新しいプロジェク ト、品質ワインをポリシーとする「バラオンダ」 誕生の動機です。

ワイナリーの歴史は1850年、 ペドロ・カ ンデラ氏が自宅の一部に設けた小さなセラ ーで造ったワインを少しずつ販売し始めた ことに始まります。 そして1925年、 アン トニオ・カンデラ・ガルシア氏は、「ボデ ガス・アントニオ・カンデラ」の名の下、 自社畑でのワイン造りを始めます。 次の 代、アントニオ・カンデラポベラ氏になると、ワイナリーは醸造面で大きな飛躍を遂げます。 販 売が徐々に軌道に乗るようになるにつれ規模は拡大し、 今度は最新の醸造設備も設置されるように なるなど、 近代化が進みました。 4代目に引継がれた1990年代になると、これまで代々築き上げて きた基盤をもとに、ワイン造りの哲学から見直しをかけた大きなイノベーションが起こります。 ワ インの魅力を"デザインも含めてアピールする”というものです。 こうした流れのなかで、 2000年4代目で現在のオーナー、アルフレド・カンデラ氏により新たに 「パラオンダ社」 が設立されました。 「地ブドウ、モナストレルの魅力を開花させること」、「最 高の選果、 最高の醸造と設備による“クオリティワイン”」 これがバラオンダの使命です。 代々受け 継がれたワイン造りへの情熱は、 「パラオンダ」 という形で新たな時代を迎えました。 これは一家 にとって大きな転換であり、 それゆえに多大なリスクを背負うことを意味します。 しかし、地ブド ウとクオリティワインへの情熱、そして家族に支えられカンデラ家の若い世代の、 新たな挑戦が始 まりました。

アルフレド・カンデラ氏は、若い頃アメリ 力へ留学し経営学を修めた後、 マドリッド で経営コンサルティングの会社に就職。 数々の企業の経営管理に携わるという経歴 の持ち主。 全ては将来、 ワイナリーを継ぐ ための準備でした。 幼い頃から家業のワイ ナリーは常に近い存在で、 遊び場もワイナ リー。 よく手伝いもしたし、 学生時代は学業そっちのけで毎年収穫を手伝っていたことから、常に 「いつかは、兄と協力して父の跡を継ぐもの」 だと考えていました。 そして、 兄が醸造学の道に進 んだのを見て(現在、 バラオンダの醸造長を務める)、 自分は営業か経営をやりたいと思いまし た。 アメリカでの経験を経て1994年、 父から 「そろそろ修行は終わり。 戻って来い。」 とのお達し があり、 いよいよ実家のワイナリーに戻ります。 しかし、実家に戻ってみると「バルク販売しかしていない」 という実情を目の当たりにします。 当 時、モナストレル種という品種はスペインでは全く知名度がなく、 補助品種の一つとして大手生産 者のワインに色やボディを足すために使われていたのです。 アルフレドはこの状況を嘆き、 そして 考えます。 それから6年後、 実家での経験を積んだ彼は、兄に 「モナストレル主体で自社元詰めのク オリティワインを造ろう!」と提案しました。 これが2004年、 兄弟で立ち上げた新しいプロジェク ト、品質ワインをポリシーとする「バラオンダ」 誕生の動機です。

イエクラは、ムルシア州の北東に位置、ス ペイン中央部のメセタから地中海側への間 にあり、比較的標高の低い山々に囲まれて います。 D.O.の認定は1975年と、隣接す るフミーリャ (1966年認定) よりひと足 遅れてはいますが、 一部のボデガではフミ ーリャ同様1980年代後半から「モナスト 「レル」の偉大なポテンシャルに注目し、 従来の粗野で田舎臭いスタイルのワインから、よりモダン でなスタイルのワイン造りへと舵を切り替える動きが始まっていました。 イエクラはスペインで唯一、ひとつの町 (イエクラ) からなるD.O. で、 最も小さなD.O.の一つです が、何よりイエクラの特徴となるのは地ブドウ 「モナストレル種」 の存在です。 ロバート・パーカ 一氏がこのモナストレルの偉大さに注目し、2006年にムルシア州を 「世界の中でも偉大な地域」と 表現したことから、かつて無名であったイエクラの名も一般に知られるところとなりました。

地ブドウ、 「モナストレル」 はワイナリー が私たちの女王”と呼ぶほど大切にしてい る品種です。 政府の減反政策や国際品種と の競争が激しさを増す流れのなか、バラオ ンダがモナストレル種にこだわったのは、 そのポテンシャルを熟知しているから。 そ してワイン愛好家たちがありきたりの国際 品種には満足しなくなっていること、常に新しい“何か”を求めていることをアメリカの経験で体得 していたからです。 年間300mmという極端に少ない降水量、 大陸性気候という条件に加え、他のモナストレルの産地 と比べて標高の高いイエクラ、そしてそのイエクラでも更に高地に畑を所有 (600~850m) してい るという好条件が揃い、 数多く残る古木の畑に恵まれていること。 受け継がれた財産を振り返った とき、イエクラの、 そしてバラオンダのテロワールに完璧に適応したこの地ブドウの素晴らしさを 広めたい、という想いが確かなものとなりました。

「フルーティ、エレガント、複雑味、ストラクチャー”。これら全てが“気楽なワイン”の中にあり、誰もが楽しめるものであること」 私たちのワインはプロのテイスターに向けたものではありません。 それよりも普通の飲み手に向けたものです。それはワインが普段の生活で人々の楽しみになりえる、と考えているからです。 全てのバラオンダワインに共通する点は、タンニンが完熟しているため、ボディがありながらも優しい甘みと丸みを感じる点。透明感のあるクリアな果実味が、ワインを親しみやすくかつエレガントな味わいに仕上げています。樽熟ワインであっても、ブドウ本来の味わいを感じてもらう事を理想としており、樽が支配しないよう細心の注意を払っているため、全体としてワインのバランスが非常に良くなっています。

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