 |  言わずと知れた最高級シャンパーニュ、ドン・ペリニヨン!!ドンペリはグラン・クリュ格付の自社畑100%のピノ・ノワールと、シャルドネを半々に用いて醸される、キュヴェ・ミレジム・シャンパーニュ!シャンパーニュを語るとき、一度は出てくるプレミアム・シャンパーニュ。 | |  |  「世界一のワイン」を造る。17世紀終わりにドン・ピエール・ペリニヨン神父が抱いた崇高な野望に忠実にシェフ・ド・カーヴ(醸造最高責任者)であるリシャール・ジェフロワは傑出したシャンパン造りにこだわり続けています。 新しいドン・ペリニヨンには作柄の素晴らしい収穫年に栽培された葡萄のみが用いられます。 こうして常に最高のヴィンテージだけがドン・ペリニヨンであることを許されるのです。ドン・ペリニヨンヴィンテージ2003は、セラーで7年間を過ごし、最高のコクと深みを引き出しました。 | |  |  厳しい評価で知られるル・クラスマンは、 「世界的に有名なあの至宝の極み「ドン・ペリニヨン」 最高級品として名の知れ渡った「ドン・ペリニヨン」は繊細でシャルドネと奥深く力強いピノ・ノワールの絶妙な調和から生まれたもので確固としたスタイルを持っている。」 | | |  | ドン・ペリニヨン 2003年 ヴィンテージ2003の特性をひもとくことは、ドン・ペリニヨンを生み出す上での大いなる挑戦であり、また、ドン・ペリニヨンの限界に挑み、己を革新していく格好の機会でもあります。それこそがドン・ペリニヨンの真髄と言えます。このワインの表情は、気候が思わせるような強い輝きや親しみやすさではありません。力強さや豊かさよりもむしろ凝縮性、みずみずしさと安定感の際立つ感覚。いつまでも続く、深く確かな存在感が、このワインそのものの記憶へと形をかえていきます。 まずフローラルで明快なかぐわしさ、次にフルーツコンフィ、草木、クスノキの葉の新鮮さを思わせる、ドン・ペリニヨン特有の活き活きとしたミネラル感、そして最後に、落ち着いたスパイスとリコリスへと続きます。 この時点では、ワインはまだ肉感的といえます。刺激的で手ごたえがあり、アロマというよりは触覚的で活気に満ちています。ハーモニーというよりむしろリズムそのものと、リズムの急激な変化で構成されているようです。まず心地よいまろやかさに包まれ、しばらくするとミネラル感に当たり、その後、上品な苦味と磯の香りへとゆるやかに続いてゆきます。 2003年は乾燥した厳しい冬を越えた後、4月7日から11日まで続いた霜が葡萄畑に大きな損害を与えました。夏には、53年ぶりの記録的な猛暑に見舞われ、奇跡的に霜や雹を逃れた葡萄が、この暑さによる被害を受けることになりました。しかしこの年の収穫は、1947年、1959年、1976年の伝説的な収穫に匹敵するほど、完璧に熟していて良質なものとなりました。ヴィンテージ2003の凝縮感は、厳しさと慣用の間を漂う、逆説的な特徴を含んでいます。ブーケは螺旋状に変化していきます。 | |  | |