 |  フレシネは、シャンパンと同じ瓶内二次発酵製法によるスペイン産スパークリングワイン(原産地呼称「カバ」)です。その生産数量はグループ全体で年間約1億2500万本にのぼり、販売数量世界第1位を誇っています。またそのうち8400万本が世界150カ国に輸出され、特にスパークリングワイン消費大国である、ドイツ、イギリス、アメリカで70%以上のトップシェアを持つなど世界各国で多くの人々に親しまれています。 | |  |  1861年スペイン・バルセロナから南西に40Km離れたカバの故郷・サン・サドゥルニ・ダ・ノイアにあるラ・フレシネーダ(トネリコの木という意味)と呼ばれる地にペドロ・フェラーによって設立されました。ペドロは13世紀から代々受け継がれた広大な土地に葡萄を栽培し、その生涯をカバ造りに捧げました。スペイン市民戦争によるペドロの死後、フレシネ社の経営は妻サラと息子ホセが引き継ぎ、今日ではシャンパンを含むスパークリングワインのカテゴリーでトップブランドへと成長しました。 | |  |  フレシネ社は「良いワインは良い葡萄から」という理念のもと、25キロに容量制限したプラスチックの小箱を収穫時に約1100件の全契約農家に提供、運搬中に葡萄自身の重みで破砕し酸化しないよう配慮しています。葡萄の搾汁にも非常にこだわりを持ち、特に高品質な「フラワーマスト」と呼ばれる一番搾りを50%しか使用しないという贅沢な手法を用いて製造しています。 カバは、カタロニア語で「洞窟」を意味し、1986年スペインの特別D.O.ワイン(原産地呼称)に認定され、産地と葡萄品種、製造法(瓶内二次発酵製法)が厳しく規定されています。D.O.カバの規定瓶内熟成期間が最低9ヶ月のところ、フレシネでは最低12ヶ月、大半の製品を18ヶ月以上熟成させ、丹念に製造しています。また、瓶内二次発酵に欠かせない酵母を自社培養し、NASAなど宇宙開発技術機関との提携によってもたらされた技術を培養監視システムに活用、フレシネ独自のオリジナリティー溢れる味わいを生み出しています。フレシネのカバは、シャンパンと同様に高品質でありながら手軽な価格で楽しめるため、世界中で愛飲されています。 | | |  | フレシネ エリシア グラン・キュヴェ カバ ブリュット フレシネ社発祥の地「ラ・フレシネーダ」は、標高300m、約82ヘクタールに及ぶ土地は石灰層から成り、シャルドネとピノノワールの栽培に向いている。エリシアグランキュヴェは、ラ・フレシネーダで栽培したカタルーニャ原産のマカベオ、チャレロと、国際品種であるシャルドネとピノノワールを同配合率でブレンドした、伝統と革新の調和を目指した画期的なカヴァである。 マカベオ独特の熟したリンゴや洋ナシのアロマ、パレリャダの繊細な花の香りやバランスよくワインを引き締め、存在感のあるシャルドネが余韻を生み出す。少量のピノノワールが上質な果実の風味とボディに深みを当てている。 シャルドネはアロマの鮮度を尊重し、夜間に収穫。白ぶどうの繊細な個性を最大限活かすため品種ごとにフレシネ社で自家培養した酵母を使用し、別々のタンクで一次発酵を行う。 | |  | |