地質学博士のルイ・ヘルナールトとオイジニー・ヴァン・エケリスの夫妻が、スペイン北東部のサラゴサ市を拠点に運営する「アクシアル・ビノス」グループは、ナバーラとカンポ・デ・ボルハにワイナリーを所有する他、スペイン主要産地の提携ワイナリー18社と共同で開発した多様なブランドを、五大陸30ヵ国に展開する世界的ワイン商です。アメリカでは、輸入販社「アクシアル・ワインズUSA」による独自の販売網を45の州に築いており、「トレーダー・ジョーズ」をはじめとするビッグネームが顧客に名を連ねます。 「ラ・グランハ」は、「世界中の食卓に「笑顔」と「おいしさ」という2つのHAPPINESSをお届けする」ことをコンセプトとするブランドで、2009年6月に仏ボルドー市で開催された「VINEXPO」で発表されて以来、瞬く間に同社のベストセラーに駆け上がりました。ユーモアあふれるラベルの絵は、スペインの高名な現代画家であるエンリケ・トリホスが特別に描いたもので、アラゴン州ウエスカの農村で生まれ育った彼が、子どもの頃身近に接した動物たちがベースになっています。 このブランドは、スタンダードレンジの「La Granja 360」と、高級レンジの「La Granja 1080」に分かれています。「360」というのは、スケートボーディングの(空中でボードをクルッと360度回転させるという)技の名前に由来しており、「奇想天外なラベルデザインや、“掟破り”のコストパフォーマンスの高さによって、ワインの世界における旧来の常識を転回させたい、(小難しいのもよいが、ワインは食卓を楽しくするためにあるということを再認識しませんか?)」という思いが込められています。「1080」は、360×3回転(!)です。 |