 |  グラン・プルミエ・クリュのシャトー・ディケムに次ぐ、プルミエ・クリュ・クラッセは現在11シャトーあり、そのひとつがこのシャトー・クーテです。 パーカー氏はこのシャトークーテについてクーテはバルサックで最大かつ、代表的なシャトーでもあり、エレガントで、甘みと力強さを抑えたワインとして有名だ。概していつも出来がよく、スタイリッシュで、この地方で多数生産されている強烈な、超凝縮感のある、オークをふんだんに使ったワインよりも、おそらく様々な料理との相性もよく、柔軟性のあるワインであろう。クーテの信じられないほどリッチな、とろりとしたワインはごくわずかしか作られないので店頭ではめったに見かけないが、この地方の双璧の1つとして(もう1つは言うまでもなく、ディケムである)言及に値する。 | |  |  ル・クラスマン誌もダブルスター生産者評価で「本来のクーテの甘口白と言えば、うっとりするほど優雅な香りと甘味と酸味の絶妙なバランスに定評があり、最もバルザックらしいワインといっても過言ではない」と掲載しています。 | |  |  ヒュー・ジョンソン氏はシャトー・クーテについて、三ツ星をつけ「古くからのシャトー・クリマンスの好敵手!バルザックに面積37haをもつ。通常芳醇さにおいてわずかに劣るが、最良の状態にある時には同じくらい上等」として99年に飲み頃マークをつけています。 | | |  | シャトー・クーテ 1999年 大柄な、生き生きとした果実味が主体となったワインだ。ほのかなヴァニラ、ミネラル、パイナップル、桃を感じさせる。このミディアムボディのワインは、良好なスパイス、スカッとする酸があり、構造はたっぷり。エレガントな、控えめな、ほどほどに甘いスタイルをしていて、たぶん急速に成長するだろう。予想される飲み頃現在~2015年。(ロバート・パーカー) | |  | クーテはバルザックのシャトー・クリマンの永遠のライバルとされている。クーテのワインはクリマンに比べて、いきいきとしたミネラル感がある。 このヴィンテージの見事な典型で、アカシアや焼いたパンのニュアンスがあり、アカシアの実を感じさせる余韻はとてもコクがある。ラングスティーヌのテルミドールに良く合う。 | |  |  | |