 |  ロバート・パーカー氏はシャトー・タルボについて、 タルボは一貫して高品質で、メドックで最良のお買い得品の1つである。1986年や1982年といったヴィンテージは、いまだにこのワインが偉大なものになり得るかという評価の指標となっている。 広大な単一の畑を持つタルボは、ジロンド河から内陸部に入った、小さなサン=ジュリアン=ベイシュヴェルのの村のずっと裏手、グリュオー・ラローズのすぐ北にある。 タルボの名は、1453年のカスティヨンの戦いに破れたイギリス軍指揮官、シュルーズベリ伯ジョン・タルボットにちなんだものだ。  このシャトーはコルディエ家管理のもと、一貫して上質な、たくましい、それでいてフルーティな、フルボディのワインを生産しており、メドックのワインの格付が新しくなることがあったら当然昇格していいだろう。新しい管理者のもとでよりやわらかい、よりエレガントなスタイルへと移行いつつあるようで、ヴィンテージごとの一貫性も増している。 | |  |  D.ペッパーコーン氏はシャトー・タルボについて、 タルボのワインは安定していることで昔から有名である。グリュオー ラローズより全体にタンニンと濃度が低いから、早く飲めるようになるが、反面、よく長持ちするワインでもある。タルボの魅力は調和にある。これ以上に魅力的なサンジュリアンはどこにもない。かぐわしい香りをもち、果実味には偉大なサンジュリアン独特の品のよさが漂っている。 | |  |  ル・クラスマンは、シャトー タルボーについて、 約100haのブドウ畑を所有するこの大シャトーは、サン・ジュリアンの原型の1つといえるワインを生産している。 ワインは黒く見えるほど濃い色調を呈し、口いっぱいに広がり、豊満。かすかな動物的な香りの上に、黒い小果実のフルーティーさが加わる。まれに見る豊満な構成が保たれるため、中庸な年はこのクリュにとって誠に都合がいい。 近年のヴィンテージはフィネスを増してきており、さらに発展することは間違いない。 シャトーは「カイユー・ブラン」の名で辛口の白も生産している。麝香の香りを強く放ち、のど越しがよく、上品に熟成する。 | | |  | シャトー・タルボ カイユ・ブラン 2011年 「白い小石」という名の、あのシャトー・タルボーの珍しい高級辛口白ワインの最新ヴィンテージ!珍しいタルボーの白!!とくれば、ご存知、メドックでも指折りの辛口白ワインですよねっ! このワインについてロバート・パーカー氏は、「タルボーでは量はささやかだが美味しい辛口白ワインもつくられている。カイユー・ブラン・デュ・シャトー・タルボーと呼ばれており、新鮮で華やかな白である。メドックで最上の白のひとつだ!」 | | |