 |  厳しい評価で知られるル・クラスマンはドメーヌ・ルフレーヴについて 「ブルゴーニュを代表するドメーヌで、ここがビオディナミ農法を取り入れた時には随分物議を醸したものだ。しかしアンヌ・クロード・ルフレーヴが新しい農法に踏み切ったのは、なにも販売上の理由からではなく、真剣にワインの質を上げようと考えてのことであり、その勇気ある決断は称えられて然るべきである。 実際のところ、四半世紀前からこのドメーヌを間近に見守ってきたわれわれにとっては、最近のワインが1970年代、1980年代の大傑作のさらに上をいっていることは明らかなのである。 驚くほど自然な味わいで、テロワールの個性が素直に出ており、ピュリニィ・モンラッシェ村でも比肩なきレベルに達している。 こうした快挙は、才能ある醸造長、ピエール・モレに負うところが実に大きい。ピエールの手腕があるからこそ、優雅さを基調とした従来のスタイルを守りながら、同時に近年のブドウの濃厚さを活かすこともできたのである。 このドメーヌはもう新規の顧客は受けつけてくれないが、どのワインも一流レストランや有名な酒屋で見つけることができる。」 | |  |  ヒュー・ジョンソン氏も「ポケットワインブック」の中で「白のブルゴーニュワインを産する栽培業者の中で最良のひとつ。」と四ツ星評価! | |  |  セレナ・サトクリフ女史も「ここは、家族経営の古いドメーヌでブルゴーニュの白ワインに関してザ・グレイト(唯一無二の)とまでは言わないとしても、そう言いたくなるぐらいにグレイト(偉大)な造り手だ。頭がくらくらするような芳香をもつワインに酔いしれたいなら、ここの蜂蜜のような滑らかさをもった魅力的なワインをぜひ経験すべきだろう。 私個人としては、ここのワインに失望したことはない。それどころか、飲むたびに素晴らしいスリルを味わい、心が高揚した感じになる。そのため、ここのワインのコルクをどれだけ開けたことか。その都度、私の身体は貴族的な輝きに包まれ、しかもその輝きは四方八方から我が身を包んでくるような気分になるのである。」 | | |  | マコン・ヴェルゼ 2011年 ドメーヌ・ルフレーヴ ルフレーヴがマコンに9haの畑を手に入れたのは2004年。初年度は雹害に遭い、4分の1の生産量しか得られなかった。マコンのワインであってやはりルフレーヴ。シャルドネからワインを造らせれば、このドメーヌに敵う相手はない。マコンにありがちなトロピカルさも抑えられ、ピンと背筋の伸びたワインに仕上がっている。 | | |