アルザス リースリング ベブレンハイム 2019 年 ドメーヌ トラペ ペール エ フィス(ジャン ルイ トラペ)元詰 AOCアルザス
Alsace Riesling Beblenheim 2019 Domaine TRAPET AOC Alsace Riesling
- 生産年[2019
- 生産者ドメーヌ・トラペ・ペール・エ・フィス(ジャン・ルイ・トラペ)元詰
- 生産地フランス/アルザス・リースリング/AOCアルザス・リースリング
- タイプ白・辛口
- ブドウ品種ビオディナミ・リースリング種100%
- 内容量750
アルザス・リースリング辛口白ワイン愛好家大注目!自然派・ビオディナミのリースリング種100%辛口アルザス白ワインファン大注目!自然派ビオのジュヴレ・シャンベルタンで有名なドメーヌ・トラペ(ジャン・ルイ・トラペ))・ファンも大注目!6世代にわたってジュヴレ・シャンベルタンでワイン造りを続けているこのドメーヌ・トラペ(ジャン・ルイ・トラペ)は、代々少しずつ畑を増やし現在では13haの畑を所有!現当主のジャン・ルイ氏は自然を尊重し徹底した自然派ビオディナミによるワイン造りを実践!このアルザスワインも彼の奥様がアルザスのワイン生産者の出身(娘)であったため、現在アルザスで自社畑100%のワイン生産を引き継ぎ、約1.6haの畑を所有・運営!(ここでもジュヴレ・シャンベルタンと同じビオディナミ100%を実践)しかしながらあまりにも小さな畑のため、その生産量はごくわずかでフランス国内でも貴重なワインとなっています!畑の手入れはブルゴーニュ、アルザス共にビオディナミーで化学肥料や除草剤は一切使用していません!クォーツ(水晶)の粉末を定期的に畑に撒くことで土壌の活性化を促し、植物のエネルギーを引き出して病気に負けない木を育てることを目指しています!葡萄の木の仕立てはブルゴーニュが片翼式ギュイヨ、コルドン ロワイヤル、アルザスが両翼式ギュイヨで春に厳しい摘芽を行い、凝縮した葡萄のみ収穫!樹齢も高いものが多く、植え付けも1ha当たり約12,000株以下にし、収量を抑え品質のレベルを高める努力をしています!このアルザス・リースリング・ベブレンハイム2019年ニツイテ『アンドレは畑に対する情熱をこう表現する: 「私の使命と情熱は、ブドウの木が育っている場所の多くを明らかにするこれらのブドウの木から最高のものを得ることであり、それは根源的なものであり、抑えがたいものなのです」。南東に面したベブレンハイムのブドウの樹は、50年ほど前に植えられたものだ。このキュヴェはリースリング100%で、非常に石灰質のテロワールに植えられている。栽培面積はわずか1ヘクタールで、生産量はわずか5,000本。2003年からビオディナミで栽培され、ブドウは手摘みで収穫される。若いうちはフローラルでシトラスのアロマ。熟成すると、ミネラルと蜂蜜のニュアンスが感じられるようになる。味わいはふくよかでリッチ。冷やして(11?12℃)お召し上がりください。このワインは今すぐ楽しむことも、数年待ってわずかにペトロールの香りが出てくるのを待つこともできる。シーフードや美味しいコック・オ・リースリングと合わせて。』 このアルザス・リースリング・ベブレンハイムはリースリング種100%でグラン・クリュのゾンネングランツの下のベブレンハイムに畑があり、しかも面積はわずか約0.5haのみ!畑の土壌は粘土が少なく、堆積岩が砂に変わった砂質土壌で熱を吸収しやすく、畑が暑いので成熟しやすい特徴があります!僅か2キロしか離れていないショーネンブールの区画より8?10日も早く収穫が行われます!アルザスの白ワインはすべて手摘みで収穫、選別して空圧式圧搾機でプレスした後、果汁を冷やして不純物を沈殿させて取り除き、タンクに移されてアルコール醗酵を行います!その後、アルザス地方独特の楕円形の樽で10?12か月熟成されます!ワインは果実味豊かでリースリング特有の酸が素晴らしく、オイリーで濃厚な味わい!ドメーヌ・トラペが造る希少アルザス・リースリングのしかも貴重な5年熟成作品が限定で少量入荷!
98年以降にビオディナミを採用したトラペでは、こうして着々と応用研究が進んでいる。'07年にはボルドー液さえ廃止しようとした。残念ながら、多くのオーガニック栽培者たちが夏の湿った天候に悩まされた'07年は、ボルドー液の廃止にはもっとも不適切な年であり、その計画は頓挫したものの、ハーブティーの有効な使用によって病害は抑制され、トラペでは補糖なしでワインを造ることができるほどの良いブドウが収穫できたという。具体的には、開花と収穫前の501調剤、伝統的に止血に使われてきた薬草のハーブティー、そしてタルク(ベビーパウダー)の散布が効果的だったらしい。
セラーで初めて'07年のワインをテイスティングしたが、MLFが終わっていないというのに、酸の質は恐ろしく柔らかく、かつ伸びやかで、果実味の純粋さが感動的だった。どのワインもフワーンと軽く、ほとんど実体感がないのだが、それでいてエネルギーが凝縮しており、口の中で抽象的な存在感が長く続く、トラペならではの特異な味わい。飲んだ後に静謐な空気が漂い、敬虔な気分になる。
繊細なディテール感と透明感を特徴とするトラペでは、同じ傾向にあるシャペルのできが良い。本来は野生的なラトリシエールは個性を抑圧された印象だ。「あなたはラトリシエールが好きではないでしょう。あなたの個性がラトリシエールに勝っています。それは間違った事です」と言うと、「ビオディナミに取り組んで、あれこれ考える程、ラトリシエールがラトリシエールらしくなったような気がする」と、彼も問題を認める。確かに熟成すれば個性が顔を出すようになるが、それでも不足している。これは彼の友人でもあるクリストフ・ルーミエとも共通する問題なのだが、考えすぎてはいけない時もあると言う事だ。時には勢いにまかせる度量の大きさも必要だ。
シャンベルタンは、シャンベルタン的というよりクロ・ド・ベーズ的であるが、圧倒的な完成度であることには違いない。「安寧、静謐、平和を求める」というジャン・ルイ・トラペの思想が、偉大な土地の力を誠実に引き出し、滅多に見られないシャンベルタンの別の顔を見せてくれる。