 |  Cantine Lunae社の名前の由来はラテン語の『Lunae(月)』に由来しています。古代ローマ時代、ラ・スペッツィアの近くに『Luna(イタリア語で月)』という名の町があり、湾に沿った町の形が月に似ていたため、この名前が付けられました。Lunaは港町としても栄えていました。Lunaは先に述べたトスカーナ州のカッラーラという町からも近かったため、建物が大理石で造られており、夜になると月の光が大理石に反射して輝いて見え、それは美しい町だったそうです。しかし当時、北方の侵略者が南下してきた際に、Lunaのあまりの輝かしさと美しさにローマと間違えられ略奪にあい、滅びてしまいました。Lunaでは当時から高品質な白ワインが造られ、ローマにも届けられていたそうです。Paolo氏は自分の産まれた土地にあった、伝説の『月の町』を思い浮かべ、また、高品質なワインを造っていた町でもあったことから、自分のワイナリーに『Lunae = Luna』という名前をつけたということです。 | |  | リグーリア州のブドウは沿岸部、平野、丘と大きく分けると三つの異なった環境の土地で栽培されます。また、土壌も変化に富み、一つのブドウ畑でも粘土質や砂質が入り混じっていることが珍しくありません。リグーリア州の主要なブドウ耕作面積は14,500haあります。リグーリア州の畑は小さい畑が点在しており、この小さな畑のことをその土地に住む人々は『Fazzoletto(ハンカチ)』と愛情を込めて呼んでいます。この土地で、白ブドウはヴェルメンティーノ種、トレッビアーノ種、ボスコ種、アルバローラ種で、黒ブドウはサンジョヴェーゼ種、チリエジョーロ種、ロッセーゼ種が主に作られます。 | |  | DOCに認定されているワインは8種類あります。チンクエ・テッレで造られる甘口の白ワイン、シャッケトラは日本でもよく取り上げられるのではないでしょうか。シャッケトラはブドウの一部を陰干しして造られます。製造は収穫年の11月1日以降に行うことが定められており、アルコール度数も17℃以上必要です。ルナエ社はラ・スペッツィアから近く、トスカーナ州との州境に接した場所にも畑があります。Colli di Luni DOCの生産地域です。この辺りは海と山に挟まれた土地で、夏場でも夜は冷え込みます。そのため、この寒暖の差がたっぷりのアロマとフレッシュさを持ち合わせた白ワインを生み出すのです。 | | |  | ルナエ ネクター・パッシート
リグーリア州の優良畑オルトノーヴォとカステルヌオーヴォ・マグラ畑の樹齢40年以上の古木のヴェルメンティーノ種を9月上旬に全て手摘みで収穫。房を選別し乾燥させ、48時間コールドマセラシオンの後、40%はバリックで、60%はステンレスタンクで4ヶ月熟成。4ヶ月の瓶熟成後リリースされる黄金の雫。。蜜のように甘く、飲む者を不老長寿にした伝説の飲み物を思わせる、ハチミツの濃厚な香りが印象的。黄金がかった黄色、花や熟したフルーツ、ハーブ、甘いスパイスの濃厚な香り。フレッシュさとミネラルのバランスがとれた余韻が長く続く味わいで、焼き菓子やチーズとの相性抜群です。 | | |