 |  今や「サッシカイヤ」、「オルネライア」など、イタリアを代表するスーパー・プレミアム・ワイン産地として知られた銘醸地・ボルゲリに位置するレ・マッキオーレ。貴族がそのほとんどを所有する中にあって、地元の農家出身者として唯一、農家出身の故エウジェニオ・カンポルミ氏が1983年に設立。 「メッソリオ」、「スクリオ」という世界レベルのワインを生み出し、ボルゲリの気候と大地、そして自身の可能性を信じて造り出した「バレオ・ロッソ」の最終形は、カベルネ・フラン100%。それが完成した2001年が、エウジェニオ氏の夢がかなった最初で最後のヴィンテージとなった。 | |  |  生前「ビジネス目的でワインを造っているのではない」と公言したエウジェニオ氏。世界的な名声を獲得してからも、とにかく自身の納得のいく品質・味わいのワイン造りにこだわり、純粋に「より多くの人に自分たちのワインを楽しんでもらいたい」と願っていた。エウジェニオの哲学は畑にあり、自然にあり、そして人にあった。 | |  |  その夢を引き継いだ妻のチンツィアさんは語る。「私は今でもエウジェニオと一緒です。私の考えは彼の考えだと強く感じます。これは彼が亡くなる前からもずっとそうでした。そしてこれからも・・・」 レ・マッキオーレ― 愛すべき農家のワインである。 | | |  | パレオ ビアンコ 2016年 レ・マッキオーレ 幻の辛口白ワイン、パレオ・ビアンコは国際品種であるソーヴィニヨン・ブラン種75%とシャルドネ25%をオーク樽で発酵後、オーク樽でマロラクティック発酵。その後フレンチオーク樽で7ヶ月熟成(500L、300L、225L、新樽比率30%)、10ヶ月以上の瓶熟成。 常にリッチなトロピカルフルーツやナッツ、バニラのフレーヴァーが漂い、スパイシーな香りも広がる。濃厚でありながら上品な味わい。 | | |