中部モーゼルでも指折りの生産者!今モーゼルで人気のスタイルやや辛口ファインヘルプ!
1967年、カール・エルベスによって設立されたワイングートで、現在は、15歳からワイン造りを手伝い、ケラーマイスターの資格を持つ息子シュテファン(1970年生)が主となって働いています。所有する葡萄畑はユルツィガー・ヴュルツガルテンとエルデナー・トレプヒェン(0.3ha)で、この10年程で段々と買い足し、4haとなりました。そのすべてが非常に厳しい農作業を強いられる急斜面で、殆どの作業が手で行なわれています。土壌は80%がスレート(灰色と青)、20%が赤い岩です。葡萄品種は100%リースリングで、80年樹齢を最高に多くが古木となっています。使用するのは、石灰、葡萄の搾りカス、木の皮、家畜の糞など、有機肥料です。
醸造はあくまでも伝統的で、全て樽で行っており、その中にバナナ状の温度計を入れ、コンピューターで温度管理をしています。味わいのタイプはほとんどがフルーティな甘口タイプで、5%のみやや辛口です。
このワインができるユルツィガー・ヴュルツガルテンの畑は、畑というよりむしろ崖と言った方がよく、しかも所々に粘板岩の岩板が露出し、農作業中に足でも滑らせたら谷底まで転げ落ち、場合によっては命も落としかねないといった所にあります。そういう意味で、労働に対して世界で最も安いワインといっても過言ではありません。洗練された上品な味わいをもつモーゼルカビネットの逸品で、年々よくなっているように思えます。
【ワイン名】ユルツィガー・ヴュルツガルテン ファインヘルプ [2023]年 カール・エルベス
【ワインについて】ドイツモーゼル産やや辛口白ワイン愛好家大注目!中部モーゼルでも指折りの生産者と評価を得ているカールエルベス(現当主ステファン・エルベス)。蔵出しの人気ファインヘルプ!スパイシーでコクがあって引き締まった、他のモーゼルとは異なるワインを産する事で有名なユルツィガー村の1級畑ヴェルツガルテン。ゴーミヨワインガイド2018年版は三ツ房!ラインファルツ品評会で特別栄誉賞受賞!2年に一度開催されるプロ・リースリングで2年連続醸造者賞受賞!ダントツの安定した人気を誇るカール・エルベス家。ユルツィヒのヴェルツガルテン「スパイスの庭」ファインヘルプはやや辛口を表す言葉ですが、ハルプトロッケンとは異なり、ワイン中の残糖量は法律で決められていません。つまり作り手の判断に任されています。食事に合わせやすく、ほのかな果実味も楽しめて、今モーゼルでは人気のスタイルです。「トロッケンよりもファインヘルプの方が、個人的な好み。」とシュテファン氏。カールエルベスらしさがしっかり表現されたバランスの素晴らしい味わいの白ワイン!
【ワインのタイプ】白ワイン
【ワインのテイスト】やや辛口
【生産者】カール・エルベス
【ブドウの品種】リースリング
【ブドウの収穫年】2023年
【生産地】ドイツ / モーゼル・ザール・ルヴァー
【内容量】750ml