ドクター・ワグナー・ザール・リースリング[2020]年・ワグナー博士家・ゴーミヨ誌3つ星生産者・クリスティアーネ・ワグナー家・100%リースリング・100%手摘み・100%自社畑・100%急斜面
DR.WAGNER Saar Riesling 2020 Q.b.A. Riesling 100%
- 生産年[2020]年
- 生産者 ハインツ・ワグナー
- 生産地ドイツ/モーゼル・ザール・ルヴァー/Q.b.A.リースリング
- タイプ 白ワイン
- 内容量750ml
ドイツやや甘口白ワイン愛好家大注目!やや甘口仕立てで豊富なミネラル感、フレッシュで生き生きとした果実味の大人気白ワイン!『ゴーミヨドイツワインガイド誌2019年版』でも3つ房!「ヴィヌム2019」で3星!「アイヒェルマン2019」で3つ星!「ヒュー・ジョンソン ポケットワインブック2019」で、オクフェン、ザールブルグの優良生産者として、赤★★→★★★で掲載!V.D.P.メンバーであり、ザールのトップ生産者“ワグナー博士家”から大人気グーツワイン!しかもワグナー家の当主ハインツの娘!クリスティアーネのファーストヴィンテージ!100%リースリングで手摘み100%、もちろん自社畑100%しかも急斜面のザール産100%!ワグナー家が造るグーツワインです!V.D.P.のメンバーは、Q.b.A.には畑名の表記が出来ないという規定によるもので、かつてハインツ・ワグナーは「各畑それぞれに大きな違いがあるのに、どうしてひとつのワインに出来るのか!?」と憤慨していました。白いラベルに記された「ザール・リースリング」の文字が、ワグナー家の自らのワインへの誇りと想いを表しているようです!華やいだ酸、リースリングの繊細な果実の甘みが広がります!甘口タイプですが、はつらつとした味わいですので、食事とも相性の良いワインです!ラベルのザール・リースリングの文字が栄えるワグナー家の自らのワインへの誇りと想いを表した白ワイン!華やいだ酸、リースリングの繊細な果実の甘味!カビネット並みの52.3g/Lのすばらしい糖度!やや甘口タイプながらはつらつとした味わいの究極グーツワインが限定で少量入荷!
近年、ワグナー博士家ではそのワインをより伝統的なスタイルに仕上げています。そのワインをテイスティングするとミネラル分が豊富に感じられ、きれいでしっかりとした酸があります。そして残糖を少なくすることで、より一層シャープで洗練されたトラディショナルなスタイルのワインになります。そうすることでワグナー博士家のワインにテロワール(土壌)のキャラクターとリースリング本来の繊細な特徴がより強く表現されます。重厚感のある屋敷からはその歴史の長さと、伝統を感じることができます。またこの屋敷の地下には、1898年に造られたザールで最も古い大きな地下セラーがあります。
‘09年からクリスティアーネが加わり、’11年からは基本彼女が一人で行っていますが、ワイン造りのスタイルは変えていません。辛口に関してはむしろ品質が良くなったという印象を持った程です。Mosel Saar Ruwerから単なるMoselに表記が変わったため、よりザールの個性を出すことが大事だと考えています。‘09年から新しい空気圧圧搾機を導入しました。通常5~6回プレスするところを、3~4回にしています。また、絞ったジュースを24時間静置して澱と共に寝かせてから、上澄みを樽に移しています。辛口は木樽で発酵し、そのまま熟成します。元々セラーの温度が低く、そのままだと甘口しか造れないので、8月末から9月末までセラーの空気口を開けることで温度が16~18℃になり、辛口が造れるようになるという、とても自然な造りです。ファインヘルプと甘口は、木樽で発酵後、二次発酵のおそれがあるので、樽移しをして酵母を除き熟成させます。
ザールと言えばエゴン・ミュラーといわれるほどの超有名蔵と比べ、彼 ハインツ・ワグナーの名は全く無名に近いものですが、彼程ワイン造りにその身を捧げている人は、世界中のワイナリーを回りましたが、他に会ったことがありません。畑仕事から醸造、セラー内での作業もすべて彼自身が行なっており、彼の育てたワインは、どんな有名な醸造元と比べてもまったくひけをとりません。機械での作業が不可能なたいへん険しい斜面にリースリングのみを植え、その醸造法は頑固なまでに伝統的です。近年、ドイツワイン生産者の間で誰もがよりクリーンなワインを造ろうとハイテクにはしり、ワインからいろいろ複雑なエキス分を取り除いてしまう傾向がありますが、ワグナーは、彼のワインの風味が弱まってしまうのを嫌い、昔ながらの製法を守っています。彼のワインは、酸味が多すぎると言う人もいますが、彼は、『もし酸を弱めたら、果実味も風味も弱まってしまうし、何よりそんなことをしたら私のワインではなくなってしまう。』と言いまったく妥協せず、まさに他の若い古典派のドイツワイン生産者のお手本ともなるべき人物といえます。|
クリスティアーネが引き継いでも、ワイン造りのスタイルは変えていません。辛口に関してはむしろ品質が良くなったという印象を持つ程です。フォークリフトに乗ったり、硫黄の散布をしたりといった作業は、クリスティアーネがしています。女性醸造家は増えていて、学校で醸造を勉強した女性は多くても、実際に畑に行ったりセラーでひとり作業したりする女性は滅多にいません。|土壌がデヴォン期の青色粘板岩で、砕けた細かな粘板岩が多いため、中流域よりも甘さが目立たず、酸も細かく繊細でエレガントになることが特徴です。また、中流域より南に位置しますが、気候はザールの方が涼しいことも影響しています。他のザールワインより酸が尖っていないのは、古いフーダーを使っているためです。
完全に引き継いで初となる’11VTで、ドイツのグルメ雑誌「デア ファインシュメッカー」による『コレクション オブ ザ イヤー』を受賞しました。これは同VTのラインナップにおいて、全てのワインがハイクラスであるという評価によるものです。また、同誌の2015.08号の「ザールのワインはベストになりうる」という記事で、エゴン ミュラーと同格の生産者として評価されています。