 D.ペッパーコーン氏はポタンサックについて『デュロン家がここに4つの畑を持っている。ポタンサックとラサール、そしてガレ ベルビュー・クディー ラ カルドンヌ。ワインはゆっくりとした発酵を経た後に毎年20%ずつの新樽とレオヴィル ラスカーズからのお下がりの樽を使って熟成に入る。ワインは深い色合いと活力にあふれる香りが特徴のまさに典型的なメドックであり、スパイシーなあるいは花のような香りに感じられることが多い。密度の高い、複雑で力強い風味と、どちらかというと「角」が出る骨格を備えている。ワインが最高の飲み頃を迎えるには通常の5年~6年待つ必要がある。』 | |  ル・クラスマンは「シャトーポタンサックは、その多大な生産量と安定した品質からメドックのリーダー格と目されている。レオヴィル・ラスカーズと同様に有能なジャック・ドポワジエの監督下にある技術チームは、それぞれのヴィンテージが有するよさを最大限に引き出している。ワインは非常に濃い色調を呈し、濃密で均質なテクスチャーと厳格だが気品あるスパイスとスギのアロマを持つ、最も正統的なメドックのスタイルを維持している。 若い頃は心地よく同アペラシオンの他のどのクリュよりもよい熟成をする」 | |  ヒュー・ジョンソン氏は「メドック北部最大の最もよく知られたクリュ・ブルジョワ。ここと隣接する2つのシャトー(ラサルとガレ・ベルヴェ)をもつのは、超2級のレオヴィル・ラスカースを所有するドゥロン一族。優秀なところをのぞかせている」として二ツ星。 | |  ロバート・パーカー氏は「ここのワインは、ドロンのワインの特徴である豊かさとカシスとベリーのような個性を持ち、優れた骨組みがあり、すばらしい純粋さと、バランス、そして驚異的な熟成の可能性を示している。数年前までポタンサックはいくぶん通向けのワインだったがもはやそうではない。だが、このワインは、熱心なボルドーの愛好家なら試さなければおかしいとさえ言える、高品質なワインである。」 | | |  | シャトー・ポタンサック 2006年 格付第2級のレオヴィル・ラスカーズのデュロン家が造る北部メドック指折りの人気ワイン。 ル・グラン・ギド・デ・ヴァン・ド・フランス2012では3BDマークを付けて、2006年について「偉大な色。このアペラシオンとして欠点がない。ワインらしく、肉付きもよく、力強いが攻撃的ではない。明らかに長熟向き。」と絶賛。 | |  | |