 |  この場所はかつて古代ローマの荘園が建っていたそうで、サン・ティザンの村役場に行けばここで発見された陶器を見学することができる。1965年にポールグラッセがここを購入した時、畑の畑の面積は4haに減っていた。その後の彼の努力と1968年に彼が亡くなってからは、ムッシュ・ボニーと再婚した。彼の妻の丹精によって現在は見違えるようなシャトーになっている。 | |  |  発酵はコンクリートタンクで行い、一部はタンクで、一部はオーク樽で熟成させる。新樽比率は20%である。ワインは色づきが良く、フルボディで柔らかな香りを持ち、口に含んだ時に心地よいタンニンと果実味が感じられ、力強いというよりは優雅である。全体で水準の高いとても感じの良いメドックの名に恥じないワインと言える。D.ペッパーコーン「ボルドーワイン」より | | |  | シャトー・シゴニャック 1983年
29年を迎える珍しいメドック・クリュ・ブルジョワ級の限定古酒です。現在では、ほとんど少なくなってしまっているヴィンテージです。そのためワイン市場ではあまり出回っていないため、入手困難ヴィンテージのひとつです。29年を経て保存状態も完璧です。
1983年は卓越した1982年に続き、ブドウはとても良い状態で夏を向かえました。今が飲み頃の素晴しいヴィンテージです。1983年のボルドーワインと言えば、1982年のグレイトヴィンテージの影になっていますが、マイケル:ブロードベント氏も「タンニンと果実味と酸味のバランスが理想的で、熟成によってほど良く成長する。最も成功した地域はマルゴーである」として三ツ星評価をしています。 | | |