ヴォーヌ ロマネ オー レア 2016年 蔵出し限定品 ドメーヌ アンヌ フランソワーズ グロ元詰 AOCヴォーヌ ロマネ （株）ファインズ輸入品
Vosne Romanee Aux Reas 2016 Domaine A.F.GROS AOC Vosne Romanee

ヴォーヌ・ロマネの名門グロ家の血を引く伝説の醸造家ジャン・グロの娘アンヌ・フランソワーズが当主のドメーヌ。グロ家の歴史は1804年に生まれたアルフォンス・グロから始まり、今日のように名声を高めたのは1963年にルイ・グロから畑を相続したジャン・グロでした。ジャン・グロはとても独創的・管区心的な人柄で畑の拡張や機械化の促進など、様々な革新を試み、醸造方法の開発に貢献した人でした。このジャン氏は1995ヴィンテージの収穫後に引退し、3人の子供たちミッシェル、ベルナール、そしてアンヌ・フランソワーズに畑を分配(1988年にも一部の畑を分配)。

アンヌ・フランソワーズが生み出すワインはグロ家らしい温厚さと豊満さの調和が魅力である。A・F・グロ名義でリリースするのは全てドメーヌもので、かつてジャン・グロの名声に大きく寄与したリシュブールを始め、同じグラン・クリュのエシェゾー、それにヴィラージュながらグラン=エシェゾーの下部斜面という好立地にあるメジエール、クロ・デ・レアの下部にあるA・F・グロのモノポール、クロ・ド・ラ・フォンテーヌなど、ヴォーヌ=ロマネの区画が中心となっている。|つくりは夫のフランソワが担当するが、その基本は以下の通り。腐敗果等を取り除いたぶどうは100パーセント除梗をおこない、1週間弱の低温浸漬。その後、温度コントロールされた開放の槽でアルコール発酵となるが、その際ピジャージュ、ルモンタージュ併用で色素、構成要素の抽出を十分にはかる。グラン・クリュには全て新樽をあてがい、プルミエ・クリュ、ヴィラージュに3割から5割前後という比率。

ワインは樽の風味などもよく溶け込み、おだやかでバランスのよいもの。アペラシオン毎の特徴も備わり、グラン・クリュからレジオナルまで分かりやすい味わいに仕上がっている。そして生産量の8割は輸出されるという、フランス国内でよりも海外で人気を博しているドメーヌである。|厳しい評価で知られるル・クラスマンは、ドメーヌA・F・グロについて「アンヌ・フランソワーズ・グロとフランソワ・パランは、それぞれが所有していたドメーヌを1つに併せ、ボーヌに広い醸造所を構えた。そこにヴォーヌ・ロマネやポマールと言った名だたる畑から取れるブドウを全て集めて発酵と熟成を行うことにしたのである。2001年はしっかりした本格的な造りで、バランスが取れている。」と高評価！