ニュイ サン ジョルジュ プルミエ クリュ 一級 ヴィエイユ ヴィーニュ 2018年 ドメーヌ プリューレ ロック元詰 AOCニュイ サン ジョルジュ 正規品 赤ワイン 750ml
Nuits Saint Georges 1er Cru Vieille Vignes 2018 Domaine Prieure Roch AOC Nuits Saint Georges 1er Cru

「ヤニック氏が語る2018年」|2018年はブルゴーニュは収量の多い年という評価が多いが、ドメーヌプリューレ・ロックは異なった。非常に暑く、乾燥した酷暑の年だったが、数分間で60mmも降る豪雨に3回も襲われた上に、プレモ・プリッセでは2回も雹が降り、クロデザルジリエールとモノポールのクロデコルヴェの6haの畑が被害を受けた。1回目の雹は7月4日に北から、2回目は7月12日に南から降った為、ブドウ樹が東西に植樹されているこれらの畑では、甚大な被害を被った。そして乾燥により取れる果汁が少なく、アルコール度数が高くなった。また収穫の際は1房ごとに表から裏まで雹でやられた実を取り除かなければならなかったので非常に人手と時間を必要とした。|しかし収穫されたブドウの品質は素晴らしく、ビオロジックでの栽培や全房発酵のおかげで、アルコール度数が少し高くてもしっかり酸が保たれ、味わいにフレッシュ感があり、若くても楽しめるワインになっている。|2018年から新たにサヴィニー・レ・ボーヌドゥスューレゴラルドが加わった。白ワインはアルコール度数が高くなり、酸も低く、思うように造れなかったので、毎年造っているラドワとヴァンドフランスのブラン、新たに加わったサヴィニー・レ・ボーヌドゥスューレゴラルドブランのどれも造ることができず、ロゼも造れず、赤ワインのみのヴィンテージとなった。|2018年11月17日にアンリ・フレデリックが我々のもとを去った。彼がドメーヌを設立してちょうど30年経ったこのヴィンテージが彼の最後の収穫となった。化学物質に頼らず、慣例にとらわれることなく、人と自然に敬意を払いながら働き、コートドニュイの偉大なクリマを表現した他と一線を画す独自のワインを造りあげた。彼のカリスマ性やユーモア、人々への配慮は、彼の旅立った後も彼の魂はドメーヌに残り続けている。

ドメーヌ・プリューレ・ロックは、アンリ・フレデリック・ロック氏が1988年に創立したドメーヌ。当初ヴォーヌ・ロマネに設立されましたが、1989年にニュイ・サン・ジョルジュの街中に醸造設備を備えたドメーヌを、プレモーに樽貯蔵庫を持ちました。ロック氏はドメーヌ・ルロワの2代目アンリ・ルロワ氏の孫にあたり、あのマダム・ルロワの甥っ子にあたります。1992年からドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ(DRC)の共同経営者にもなっています。惜しまれながら2018年にこの世を去ったロック氏を引き継ぎ、2010年から共同経営者として働いていたヤニック・シャン氏がドメーヌを担っています。

ドメーヌ・プリューレ・ロックは、アンリ・フレデリック・ロック氏が1988年に創立したドメーヌ。当初ヴォーヌ・ロマネに設立されましたが、1989年にニュイ・サン・ジョルジュの街中に醸造設備を備えたドメーヌを、プレモーに樽貯蔵庫を持ちました。ロック氏はドメーヌ・ルロワの2代目アンリ・ルロワ氏の孫にあたり、あのマダム・ルロワの甥っ子にあたります。1992年からドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ(DRC)の共同経営者にもなっています。惜しまれながら2018年にこの世を去ったロック氏を引き継ぎ、2010年から共同経営者として働いていたヤニック・シャン氏がドメーヌを担っています。

厳格なビオディナミで造られるそのワインは、まず注いですぐにはビオワイン特有の、少しくぐもった香りがあります。おそらく酵母に由来するもので、イーストやきのこのような素朴な雰囲気を持っています。しかし、グラスの中でほぐれていくと、バラやベリーなど、浮き立つような華やかなアロマが現れます。口に含んだ途端、飲み手を包み込むような柔らかな質感で、それでいて、じわじわと舌に染み込んでくる旨みは、果実そのもののパワーを感じます。|ビオディナミで造られるワインというと、独特の還元臭やボディの弱さが目立ち、身構えてしまう方も多いのではないでしょうか。しかし、このプリューレ・ロックのワインは違います。純粋なピノ・ノワールが魅力を振りまき、思わず「大地に感謝したくなる」ような味わい。一般的なブルゴーニュワインに言われる「荘厳さ」や「繊細さ」といった、緊張感のある味わいとは少し違った、想像を超える純粋さを持つブルゴーニュワインを発見できるはずです。