モレ・サン・ドニ・プルミエ・クリュ・一級・ラ・リオット・ヴィエイユ・ヴィーニュ[2017]年・蔵出し限定品・ドメーヌ・オリヴィエ・ジュアン元詰・AOCモレ・サン・ドニ・プルミエ・クリュ・一級
Morey Saint Denis 1er Cru La Riotte Vieilles Vignes 2017 Domaine Olivier Jouan AOC Morey Saint Denis 1er Cru
- 生産年[2017]年
- 生産者ドメーヌ・オリヴィエ・ジュアン
- 生産地フランス/ブルゴーニュ/ AOCブルゴーニュ
- タイプ辛口 赤ワイン
- テイストミディアムボディ
- 内容量750ml
高級ブルゴーニュ辛口赤ワイン愛好家大注目!シャンボール・ミュジニーとジュヴレ・シャンベルタン村の間にあり、5つのグラン・クリュを持つ小さな村、モレ・サン・ドニ村の大人気一級畑!しかも大人気のグレイト[2017]年もの!しかも造り手のジュアン家はモレ・サン・ドニ村に長く続く家系で、1999年4代目オリヴィエ ジュアンが継承し本格的に自社詰めを開始!直ちにビオロジー栽培を開始し、最短の3年後に厳しいエコセール認証を勝ち取りました!彼のワインは、アシェット・ガイド誌やR.V.F誌、デカンタ誌、WAなどでも大注目!モレ・サン・ドニ一級畑ラ・リオットは、モレの中心部北に一級畑“レ・ミランド”とグラン・クリュ街道をはさんで特級クロ・ド・ラ・ロッシュのレ・シャビオと隣接!オリヴィエ・ジュアンはその内の0.3haを所有!わずか0.3haの畑から平均樹齢60年のV.V(ヴィエイユ・ヴィーニュ)のピノ・ノワールをオーク樽で驚異の20ヶ月熟成で造られる「ラ・リオットは、骨格が大きく、長期熟成型のワインを生むテロワールです」(オリヴィエ・ジュアン)。酸もしっかり!タンニンも豊富!フィニッシュも長い!まさに長期熟成型のモレ一級!リアルワインガイド誌27号でも「液体は優しいが力があり、黒い風味がどこまでも複雑でとても美味しい。まさにエレガンスパワーの代表と言えるワインと思う。」と絶賛!究極モレ・サン・ドニ・一級のラ・リオットが現地のセラー数ヶ月前の蔵出しで限定少量入荷!
ジュアン家はモレ・サン・ドニに長く続く家系です。1999年、当時26歳だったオリヴィエ・ジュアンは、曽祖父が創業したこのドメーヌを継承して本格的に自社ビン詰めを開始しました。醸造所は気温の低いオート・コート・ド・ニュイのアルスナン村にあります。清潔に手入れが行き届いた彼のカーヴには醸造設備や樽が効率的に配置され、不自然な温度管理等をせず極めてナチュラルなワイン造りを実践しています。
また、ドメーヌ継承後直ちに独学でビオロジー栽培を開始し、最短の3年後に厳しいエコセール認証を勝ち取りました。ブルゴーニュ地方は、ちょっと雨が降ると翌日の畑を見るのが怖いほどビオ栽培は難しいところですが、「できるだけ畑にいて、問題が起きそうになったら即対処します」。その言葉通り、たとえ土日の雨の日でも、モレの畑を通りかかれば、ただひとり黙々と働く彼にしばしば会うことができます。「趣味は仕事です」真面目一筋。 近隣の村々に比べて不遇な時代が長く続いたモレにも、ついに彼のような新世代の造り手が現れる日が来ました。
モレ・サン・ドニの進化形、 ここにあり モレ・サン・ドニ。華やかな力強さのジュヴレイ・シャンベルタンと、エレガンスさが際立つシャンボール・ミュジニィに挟まれた村。そう、知名度の高さでは、偉大な両隣人たちの後塵を拝するイメージがつきまとい、味わいでもまたこの両隣人たちと比較される。骨格に欠ければ「やはり力ではジュヴレイに劣る」と言われ、少しでも野暮さが出れば「シャンボールの品には程遠い」と烙印を押されるのだ。こうなると「モレ・サン・ドニ」という日本人にとっては発音しやすい名前さえ地味に響き、5つものグラン・クリュを擁するにもかかわらず、コート・ド・ニュイの錚々たる畑の中では格下感すら漂いはじめる。ではモレ・サン・ドニは本当に、「味わい」的に格下なのだろうか?答えは否だ。なぜならばこの村で優れた生産者たちが気を吐きはじめたのは最近のこと。「モレ・サン・ドニの味わいがなんとなく垢抜けない」という不名誉は、長かった「質より量」の時代に受けたものであり、新たに評価を得た生産者たちは、確実に自身の持てる魅力をワインの中に昇華させることに成功している。それは一言で言えば両隣人たちの中途半端な模倣ではなく、「両隣人たりの相反する長所が交差する唯一の土地」という解釈に感じられる。そしてネガティヴなイメージを簡単に払拭し、自分の信じるワイン造りに素直に入っていけるのは、やはり若い世代だ。その筆頭が、現在34歳のオリヴィエ・ジュアンと言えるだろう。アロマティックな香り、素直でピュアな果実感、一方で辛味すら感じる端正さを併せ持ち、印象はきわめてエレガント。 モレ・サン・ドニの進化型がここにある。
オリヴィエ・ジュアンはモレ・サン・ドニに長く続く家系に生まれた。彼の曾祖父が創業したドメーヌを継承したのは1999年、26歳の時である。現在は自社瓶詰めと並行してネゴシアンにもワインを卸すが、販売先はルイ・ジャドやジョセフ・ドルーアンといったブルゴーニュが誇る秀逸なメゾンである。「できるだけナチュラルに醸造を行いたいから、不自然な温度管理などは避けたい。またワインを疲れさせたくないから過剰なスティラージュ(澱引き)はせず、樽熟成の過程で1回のみ。SO2(二酸化硫黄)の添加も、基本的にはこのスティラージュ時と瓶詰め時のみ行う」ちなみに彼のSO2添加量はミレジムにもよるが、フランス全土で自然派と呼ばれる著名生産者たちと比べてもきわめて低い値だ。だが彼のワインにはSO2添加量を極限まで抑えたワインにありがちな「マイナスなビオ臭」、つまり酸化臭やバクテリア臭といった異臭が微塵もない。彼はおそらく気温の低さに加え、カーヴを「完璧に」清潔に保ち、瓶詰め時の気圧の見極めるなども絶妙なのだろう。
また前述の「ワインを疲れさせない」という考えは、カーヴでの効率的な作業動線を確保することで実践され、これは作業中に余計な酸化を促さないことに通じる。|ビオ臭が苦手な人にも自信をもってお薦めできる彼の「自然派ワイン」は、真の意味で「自然な味わい」が感じられることを強調しておきたい。それは「何を飲んでも同じ味わいに感じられる」という一部の自然派ウィンとは対極にある、「個々の畑という微小な違いが、味わいに明確に表れる」ということだ。「オリヴィエ・ジュアン」という名前が、ワイン愛好家の間で囁かれはじめたのはここ数年のことだ。今は「新しいモレ・サン・ドニのスタイル」として新鮮な驚きをもたらしているが、いずれ「本来のモレ・サン・ドニを知りたければ、オリヴィエ・ジュアンを飲めばいい」が定説になる日もそう遠くないはずだ。ちなみに彼は、両隣の村、つまり「シャンボール・ミュジニィ レ・ビュシエール」と「シャルム・シャンベルタン」も手がけており、2004年からすべてが自社瓶詰めとなっている。これらの区画も樹齢の高さなど申し分なく(シャルム・シャンベルタンには樹齢70年のものも含まれる)、それぞれの区画の純粋性がダイレクトに飲み手に伝わるワインである。様々なアペラシオンを再認識するという意味でも、オリヴィエ・ジュアンのワインを避けて通ることはできない。