オジャレシ[2017]年・ヴァルツィヘ・マラニ(アナ・ヒタリシュヴィリ)・自然派・ビオロジック・オジャレシ種100%・年産1,350本のみ・ラベルに手書きロットナンバー&クレジット入り・赤・中重口・辛口
- 生産年[2017]年
- 生産者ヴァルツィヘ マラニ
- 生産地ジョージア/イメレティ地方/イメレティ・サメグレロ/オジャレシ種100%
- タイプ辛口 赤ワイン 中
- テイストミディアムボディ
- 内容量750ml
ジョージア辛口赤ワイン愛好家大注目!ジョージア産希少品種オジャレシ種100%赤ワインファン大注目!黒海からの風と風土が育む良質なブドウから生まれる繊細ながら適度なボディも感じさせる人気辛口赤ワイン!コーカサス地方にあり、首都をトビリシに構える小国ジョージア(グルジア)では紀元前6000年頃の葡萄の種や醸造跡が発見されており、ワイン発祥の地と呼ばれています。古代から伝わる土壺での醸造「クヴェヴリ製法」が2013年にユネスコ無形文化遺産に登録され、同製法で造られるオレンジワインが世界的脚光を浴びています!また、赤ワインも有名で希少品種オジャレシ種100%(メグレリア語の方言で「木に生えている」という意味のオジャレシは、ジョージアの黒海沿岸近くのサメグレロ地方の土着品種と考えられています)で造られるこのワインのヴァルツィヘは、イメレティに2015年に誕生した女性醸造家のワイナリーで、チョティアシュヴィリのカハ氏がコンサルを務めます!粘土質の畑からの樹齢25年のオジャレシ種を手摘み100%!直接破砕後、10~12hlのクヴェヴリで14日間発酵(マロラクティック発酵20日間)、600Lのクヴェヴリで4か月熟成しました!鮮やかなガーネットの外観から、カシスやブラックベリーの香り、キュっと引き締まった酸味と程良いタンニン、収斂性のある引き締まった印象もありつつカシス香る余韻、女性ながらの繊細な感性にカハ氏の技術と経験が見事に融合し、内陸のカヘティ地区のワインとは正反対の女性的で輪郭がクリアな上品な味わいに仕上がっております!自然派ジョージア辛口赤ワインが限定で少量入荷!
首都のトビリシから西北西へ約230km、車で3時間半かけてジョージア西部のイメレティ地方の中心都市クタイシの町へ。15世紀以降イメレティ王国の首都でもあったこの町は、西にある黒海からは約100キロ内陸に位置し、バグラティ大聖堂やゲラティ修道院の2つの世界遺産があります。そのクタイシから真南へ20km、約30分車で走ったヴァルツィヘ村に今回の生産者ヴァルツィヘ・マラニがあります。マラニ(Marani)とは、ジョージア語で“クヴェヴリが埋めてある場所”、翻って現代では醸造所を指します。オーナーのDavit Tsertsvadze(ダヴィト・ツェルツヴァゼ)氏は黒海沿岸とジョージア西部山間部でのホテル経営を中心としたビジネスを生業としており、好奇心旺盛でヴァイタリティに溢れた人物、この村の名前をワイナリー名に据えるだけあって、この地域への想いはかなり熱いものがございます。
さらには、ビオ農法と循環可能型農業の確立によって、ローカルな地場品種とクヴェヴリをつかった伝統的なワイン製法がより広範で深い認知を得る事を将来的なゴールとしております。|設立同年に黒ブドウ、オツハヌリサペレを醸造所のすぐそばの土地に植樹しております。代々、人の手が全く入ってこなかった野生の土地ですので、農薬や化学肥料の影響を一切受けておりません。いわゆるビオの農法を志す彼らにとってはうってつけの土地です。今回入荷した全てのワインは、イメレティ地方の無農薬農家から購入した所謂買いブドウから造られたワインですが、数年後には自分たちで作ったオツハヌリサペレがお目見えになると共に、今後は同様に手つかずの野生の土地に白ブドウのツィツカ、ツォリコウリ、クラフナ、黒ブドウのオジャレシ、ゼルシャヴィ、アレクサンドロウリを植樹予定。植樹区画はフランスのコンサルタントの指導の下、土壌や気候、ブドウ品種に合わせて台木と区画が選定され行われる予定です。畑はもちろん完全な無農薬のビオの畑です。
醸造を担当しているのは、フランスの大学で農業と醸造学を学び、ドイツとニュージーランドで計3年、その後ジョージア国内に戻り2年の現場修行を終えたAna Khitarishvili(アナ・ヒタリシュヴィリ)、女性醸造家です。さらには、カヘティ地方のTchotiashvili Marani(チョティアシュヴィリ・マラニ)のKakha(カハ)氏が醸造コンサルタントとして技術と経験をかしております。女性ながらの繊細な感性にカハの技術と経験が見事に融合し、内陸のカヘティ地区のワインとは正反対の女性的で輪郭がクリアな上品な味わいに仕上がっております。
さて、このヴァルツィヘ・マラニは上述の通りジョージアの西部のイメレティ地方にあります。ジョージア西部は、とうもろこしやヘーゼルナッツなど、ある程度湿度を好む農産物の栽培地として良く知られており(ジョージアで)、ジョージア東部のカヘティ地方に比べて、夏は長く暑さも穏やかで冬の寒さもより穏やかです。そしてなにより雨量が多いことが一番の特徴です。といいましても現地で聞いたところによると、年間600 ~ 800mmとのことですが。その中でイメレティ地方の気候は、内陸のカヘティと比べるとより多様性に満ちています。それには黒海からの風が深く影響しております。冬には黒海から暖かい風が吹きブドウの生育に重要な影響を及ぼし、夏は冷たい風が吹き込み暑い季節に寒暖差をもたらします。
さらにジョージアのブドウ畑の約70%が存在するカヘティ地方と比べると、イメレティ地方ではブドウ畑を目にする機会はずっと少なくなります。また品種構成も大きく異なり、この地域オリジナルの地場品種から造られるワインはより酸、ミネラルがその構成の中で優位性を保ち、いわゆる冷涼感をより感じられ、さらには明瞭なアロマを併せ持っていることが大きな特徴となります。