エトナ・ロッソ・ジュン[2016]年・蔵出し品・テッラ・デッレ・ジネストレ(西川惠章氏)元詰・エトナで唯一の日本人生産者 西川惠章氏運営ワイナリーのしかも唯一のワイン・イタリア・シチリア州・パッソピッシャーロ・D.O.Cエトナ
- 生産年[2016]年
- 生産者テッラ・デッレ・ジネストレ (西川惠章氏)
- 生産地イタリア/シチリア州/パッソピッシャーロ/D.O.Cエトナ
- タイプ辛口 赤ワイン
- テイストフルボディ
- 内容量750ml
入手困難!高級イタリア愛好家垂涎!エトナで唯一の日本人生産者、西川惠章氏のワイナリー!しかもこの「エトナ・ロッソ・ジュン」のみの生産に特化したずばりワイナリーの渾身赤ワイン!既にエトナだけでなく、シチリア州全体でも初めての日本人生産者ということで、初ヴィンテージのリリース前から多くの注目を集めており、日本でも日経新聞の情報サイト「NIKKEI STYLE」でも紹介され、また、イタリアの全国紙「La Repubblica」では紙面の1/4を使い大きく紹介!造り手の西川氏は米国、イタリア、スペインなどワイン造りが盛んな国での海外勤務を経験し、20年以上の長い海外生活の中で、休暇時にはその国々のワイナリーを訪問するなど、世界各地のワイン造りを見てきました!2010年からはシチリアのエトナ山があるカターニャに住み始め、ふと立ち寄った地元のワインバーで薦められたネレッロ・マスカレーゼに衝撃を受けたとのこと!そのワインが造られているのは、エトナ山北東部の村、パッソピッシャーロ村に位置するたった1haの畑!ちょうどこのワインが造られた畑が売りに出ていることを知り、「良いワインは良い畑からしか生まれない」との持論を持つ西川氏は、自身のワインを造るため畑の購入を即決!2014年の収穫から醸造を行い、アグロノモ(栽培家)のヴィンチェンツォ・ヴァレンティ氏、エノロゴ(醸造家)のサルヴァトーレ・リッツット氏に教わりながら、各工程を進め、18ヶ月の樽熟を終えたワインをテイスティングしたとき、この畑を選んだ事は決して間違いではなかったと確信!「テッラ・デッレ・ジネストレ」(イタリア語でテッラは大地、ジネストレはエニシダの意。)唯一のワインで渾身赤ワイン!“エトナ・ロッソ・ジュン”(「JUN」は妻の純子さんから一文字と、ネレッロ・マスカレーゼ100%の混じりけのない純なワインと言う意味も込められている)!パッソピッシャーロ村の僅か1haの畑からの平均樹齢60年の超古樹ネレッロ・マスカレーゼ100%を驚異のバリック16-18ヶ月熟成(新樽率50%)&瓶熟12ヵ月熟成の計30ヵ月熟成でリリースされる超こだわり究極エトナ・ロッソ!ほのかにレンガがかった鮮やかなルビーの外観!フレッシュな赤系果実の香りに紅茶やスパイス、砂鉄などの複雑な香り!ゼラニウムやラベンダーなどのフローラルなニュアンスも!綺麗な酸味、ミネラルとともに、サラサラとしたタンニン、瑞々しいベリー系の果実味が広がるエレガントな味わい!余韻には優しい旨味が長く舌に残る究極フルボディ辛口赤ワイン!ずばり西川氏が手掛けたヴィンテージ[2016]年で遂に超・超・超限定で極少量入荷!今後、ますます入手困難が予想されるエトナで唯一の日本人生産者が造るテッラ・デッレ・ジネストレをこの機会にぜひ入手して下さい!
2010年夏、シャープの太陽電池事業のためにイタリア南部のシチリア島に赴任した西川恵章さん(66歳)は、そこでふとしたきっかけから同地のワイン畑を購入することになった。ここから定年後も見すえた西川さんの新しい挑戦が始まる。真っ青な空が頭上に広がり、まばゆいばかりの陽光が大地を照らすシチリアの夏。西川さんは、ある週末、住まいから車で1時間ほどの島東北部のエトナ山北麓の町ランダッツォの青空市場を夫人と歩いていた。活火山として知られるエトナのこの周辺はワイン造りで知られる地域だが、ふと目に入ったのが市場を開催している広場に隣接するワイン販売店だった。「ちょっと、飲んでいこうか」そうやってなんということもなく入った店が、彼の人生を大きく変えた。ワイン販売店にはテーブル代わりのワインたるが置かれ、何種類ものワインをグラスで飲むことができた。あるワインを飲んだとき、「これはおいしい」と西川さんは思わず声を上げた。赤ワインの代表的な品種の一つであるピノ・ノワールのような華やかな香りと味わいを持つシチリアの地ブドウ、ネレッロ・マスカレーゼを使ったワインだった。西川さんは、様々な品種をブレンドしたものではなく、「ブドウの本当の良さがストレートに出ると感じる」単一品種のワインが好きだったが、そのワインはこれまで飲んできた同品種のブドウに比べ特に味わいが優れ、その良さがよく表れているように思えたのだ。
近くには、村の名前を冠した有名ワイナリーもある。西川さんは、日頃から「良いワインを造るのは、土地の力がすべて」と信じていたと言い、「良いワインを造る畑に出合えた」と、これを買うことを即決した。2013年7月、西川さんが62歳のときのことだ。ワイナリーは、「テラ デッレ ジネストレ」と名付けた。イタリア語でテラは大地、ジネストレはエニシダ。畑の近くの大自然でたくましく育つエニシダのように繁栄していきたいという思いから付けた名前だという。実は西川さんは2010年、イタリアに赴任したころから漠然と「そのうちワイナリーを経営してみたい」と思っていたという。「でも、もともとは、ワインに限らず単にお酒が好きだったんです」と笑う。ただ、スペイン、米国などワイン造りで知られる国々へ赴任するうち、次第にこの酒に魅了されていった。
エトナ山の北部は、南をエトナ山、北をネブロディ山脈とペロリタニ山脈に囲まれた盆地のような地形です。エトナ山南部は、アフリカから吹く風、シロッコの影響により雨量が多くなりますが、北部ではエトナ山に遮られ、また北からの風はネブロディ山脈に遮られるため、雨量が少なく葡萄栽培に適した湿度が保たれます。また、気温は夏場で最高気温35度、最低気温20度、春先でも最高20度、最低5度と年間を通して15度程度の寒暖差が有り、火山灰性のミネラルが豊富で適度な保水性の土壌に加え、深くにエトナ山からの地下水脈が流れるため、これに向かい根が地中深くに根付く非常に優れたテロワールです。|
この優れたテロワールの畑において、栽培家ヴィンチェンツォ・ヴァレンティの指導を受けながら、細やかな除葉や剪定など、非常に丁寧な栽培を行っております。また、畑を購入した当初から無農薬栽培を続けており、2020年にリリースする2017ヴィンテージからは、EUの認証も取得する予定です。また、現地有名生産者であるジローラモ・ルッソやベナンティ、グラーチなどとも積極的に意見交換を行っており、今後さらなる品質向上が期待できます。「ここの畑、今売りに出ているんですよ」とイタリア人の店主が声をかけた。ほんの軽い世間話のつもりだったのだろうが、西川さんの心は大きく動く。売りに出ていたワイン畑は、エトナ山の北側斜面にあるパッソピッシャーロという標高約700メートルの村の近く。火山灰性の灰色の土をした1ヘクタールの小さな畑だった。