TORRES Songre de Toro Red [2021] D.O. Cataluna
地中海沿岸、歴史と文化が香る古都バルセロナの近郊“ペネデス”。この地は世界のワイン愛好家垂涎の名酒“トーレス”の本拠地として知られるワイン銘醸地です。17世紀以来トーレス家はこのペネデスに葡萄畑を所有し、今日では高級スペインワインのリーダーとして広く国際舞台へ“至福の味”を送りつづけている世界的なトップワイナリーです。|当主ミゲル・トーレス氏は世界的に著名な醸造家の一人。氏のワイン哲学は「葡萄の個性と、ペネデスという土地のインパクトを最大限に追究すること。そのためには伝統と科学をともに尊重しつつ、無数の可能性の中から、土地と品種に最適の方法を選びとる」ことです。そのグローバルな視点による偉大な味わいは、スペインワインに新風を吹き込んでいます。
ペネデス地区が位置する地中海寄りの一帯は、もともと気候・土壌に恵まれた理想の地。 しかも起伏に富んだ地理的な特質により、標高別に地中海に隣接する温暖なペネデス低地、適度な冷涼さの中央ペネデス、より冷涼なペネデス高地の3つのエリアに区分されています。|トーレス社は、この気温・標高・土壌の異なる3つのエリアに多数の自社葡萄園、計1500haを所有。そして1962年から外来品種を導入し、例えばシャルドネ種は標高800mの冷涼なペネデス高地の畑に植えるといった風に、求める味と葡萄の個性に合わせた"適地適品種"を貫いています。トーレスならではの多様な味わいの世界が育まれる秘訣がここにあります。
トーレス社ではワインの性格に応じて、伝統的な小樽発酵・小樽熟成を行ったり、反対にヨーロッパ屈指の超近代的な醸造設備を用いてクリーンな味わいをつくり出すなど、それぞれのワインにとってつねに最良の方法を選んで品質の高さを導き出しています。|さらにフランス系のピノ・ノワール種とスペイン品種のテンプラニーヨを融合させて新しい味わいを創造するなど、既成概念にとらわれないワインづくりでもワイン界の話題を呼んでいます。
ミゲル トーレス社長からのコメント|「私共トーレス社がお届けするワイン『サングレ デ トロ』。その名は『牡牛の子』とも呼ばれる酒の神『バッカス』に因んでいます。豊かでフルーティな香りの中に感じられる完熟したぶどうの力強さと、オーク樽による熟成由来の深みを感じさせる赤ワインです。」