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タリー ピノ・ノワール リンコン・ヴィンヤード アロヨ・グランデ・ヴァレー 2011年 タリー・ヴィンヤーズ
TALLEY Pinot Noir Rincon VINEYARD Arroyo Grande Valley [2011]
タリーの名声を揺ぎ無いものとしたのは、2006年のこと。かの有名な「パリ・テイスティング」30周年を記念して開催された「第3回米仏ブラインド対決」です。その大会で、タリーの誇るシングル・ヴィンヤード「シャルドネ・ローズマリー」が、カリフォルニア州白ワイン部門にて見事優勝を果たしたのです。また、米仏での総合順位としても第2位という輝かしい栄誉。誰もがタリーの実力を知ったのです。さらにその後、ワインエンスージアスト誌においてWE95点の高評価を得て、全米から集まった516本の中から年間NO.1シャルドネとして評されました。また一方、同誌において、ピノ・ノワールの生産者としても高評価を得ます。同じくシングル・ヴィンヤード「ピノ・ノワール・ローズマリーズ」が「WE94点」の高評価。年間No.2ピノ・ノワールとなりました。こうしてシャルドネ/ピノ・ノワールの両品種の超一流生産者として知られるようになりました。
ワイン界の世界的権威、ロバート・パーカーもこのシャルドネ/ピノ・ノワール両品種において華々しいストーリーを持つ「タリー」について、称賛を惜しみません。お気いにりのワイナリーとして「タリー」の名前を挙げることもしばしばです。そして与える評価も最高のもの。シャルドネ/ピノ・ノワールの両品種において最高の五ツ星評価を与えています。これは、全米2500社ほどあるワイナリーで、数少ない快挙であり、スーパースターと称すにふさわしいといえます。また、セカンドラインであるビショップス・ピークについても、そのコストパフォーマンスの高さから、「恐るべきバリュー」と称えています。
アロヨ・グランデAVAを中心に自社畑を所有する『タリー』の歴史は、現当主のブ ライアン・タリーの祖父にあたるオリヴァー・タリーが1948年に野菜を作る菜園を開いたところからスタートしています。1970年代には隣接するエドナ・ヴァレーやサンタ・バーバラ・カウンティ エリアでブドウ栽培も開始。その品質の高さからカレラやオー・ボン・クリマといった著名ワイナリーにもブドウを提供するようになりました。ブドウ栽培の経験を重ねながら、オリヴァーの息子であるドン・タリーはタリー農園内の切り立った丘に上質なシャルドネとピノ・ノワールが育つことを確信し、1982年に、リンコン・ヴィンヤードの西の丘に試験的にブドウ栽培を開始しました。ブドウ栽培は成功し、やがて、アロヨ・グランデとエドナ・ヴァレーに165エーカーのブドウ園を持つにいたりました。1986年、初めて『タリー』を冠した450ケースのワインが生産されました。最新設備が整った施設がリンコン・ヴィンヤードの近くに完成したのは1991年。同年ドン・タリーの息子で3代目にあたるブライアン・タリーが、ワイナリーのジェネラル・マネージャーに就任しました。現在ブライアンが代表者として、ワイナリーを引き継いでいます。
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